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2018.03.07
カテゴリ : 日々つれづれ

上毛労務 薗田直子です。

「人間は合理的な動きをする」という考えのもと構築されている経済学。
でも、実際には多くの場面で理に合わない振る舞いをする。なぜって、人間は心を伴った生き物だから。

そんな話をサザエさん的漫画で紹介した行動経済学の書籍『ヘンテコノミクス』

・100人中10人が「まずい!」と答える新商品のお菓子
・100人中90人が「美味しい!」と答えるお菓子
どっちが売れそうなコピー?
同じ調査を示しているのに、言い方の違いで全く印象が変わってくる『フレーミング効果』

リス工場で週給ドングリ70個での求人
・毎日10個ずつドングリ支給  10×7日=70ドングリ
・月曜7ドングリ、火曜8ドングリ、水曜9ドングリ、木曜10ドングリ、金曜11ドングリ、12ドングリ、日曜13ドングリ   7日間で70ドングリ
どっちのほうがモチベーションあがりそう?

最終的には同じ70ドングリなのに、毎日同じ数をもらうより、最初は少なくても徐々に増えていく方が、より明日を楽しみに働くようになる。何故って、私たちの心にはだんだん良くなることを好む『上昇選好』ってものがある。

人間は決して合理的に動くわけではなく、その行動の裏には心の揺れ動きがある。
個人の消費活動だけではなく、人事労務においても同じだと思う。

1時間もあれサクッと読めるお薦め本です。

2018.03.06
カテゴリ : 日々つれづれ

先週末から暖かい春を感じさせる日になった。また寒くはなるようだが、着実に春になっている。花粉症の方にはつらい時期と思うが、少しでも楽に過ごせるよう抗アレルギー剤を上手に使って過ごすことをお勧めします。
先日の休みの久しぶりにゴルフに行った。天気も良く、スコアはいつも通りではあったが、楽しいゴルフだった。メンバーは職場の仲間。デビューの1人を除いて3人は同じレベル、ナイスショットに驚き、ミスショットを笑い、初めての彼にマナーやルールを教えながら、デビュー戦らしい彼の行動に自然に笑顔になるゴルフだった。
昨日、箱根駅伝で有名な青学の原監督が以前、箱根駅伝の関東学生連合という予選落ちした大学から、タイムの良い選手を集めたチームの監督をした時の話を聞いた。そのチームは毎年箱根駅伝では良い結果は出ていない。個々のタイムを単純に比べれば、そんなことはないらしい。試合に向かうモチベーションの低さを、監督は感じたらしい。そこで監督は、何のために走るのか、ハッキリのした目標を選手達に決めさせた。目標3位。結果4位だった。
私たちも、企業として目標に向かっている。皆で同じ目標を目指している。先日の楽しいゴルフも、そんな私たちに必要だろうと私は思う。   吉田 典佳

2018.03.05
カテゴリ : 人事・労務

上毛労務 岩野です。
いよいよ、2019年春卒業予定の大学生たちの就活が3月1日、本格的に
始まりました。
これから、学生たちは合同就職説明会やOB・OG訪問などを通し、さまざまな
企業、先輩と接触し、選考活動が解禁される6月に向け、短期決戦に臨みます。

一方、企業側は、多くの企業から一斉にアプローチを受ける学生たちに自社を
印象づけるためには、「やりがい」「社風」「教育体制」など若年層が重視する要素
つまり「この会社で働きたい」と思わせる要素を取り入れたビジョンを展開し
なければなりません。

先日、県内企業8社と2019年新卒者とのマッチングイベントに出席しました。
小規模によるイベントのため、直接具体的な声をきけるとあって、企業側、学生側
共に多くの質問が飛び交いました。

学生たちへの就職活動を選定する中で、基準とすることは何ですか。
と企業側のお決まりの質問に対し、学生たちからは、社内の雰囲気、財務体制、経営
理念に共感できるかなどが返ってきました。なかには、転職支援サイトのコメントを
参考にしているという方もいました。

なかでも印象に残ったのが「職場の社員に魅力を感じるか」を選考基準にしていると
いうこと。1日の大半を過ごす会社。仕事は楽しいことばかりではないことは承知して
いる。だからこそ、先輩社員の会社に対する態度や姿勢、仕事への熱意、自社との関わり
かたなどについて、企業説明会やインターンシップを通して、注視しているという。
会社に魅力があれば、社員たちにも魅力を感じるはず。とのこと。(なるほどね)

学生たちを獲得したい企業が多い中、いかに自社の魅力を感じてもらえるのか、
伝え方にも工夫も必要だということ。そして、HPや説明資料だけでなく、学生に向けて
積極的なアプローチが必要なのですね。

2018.03.02
カテゴリ : 日々つれづれ


学生の頃から本屋さんに寄るのが習慣で使えるお金のほとんどを本にかけていたと思います。
毎日通う本屋さんは入れ替えた本もすぐ分かりますし、初めての本屋さんは狭いながら偏った品揃えが、とても楽しかった記憶があります。
藤岡の岩波文庫が沢山置いてあった本屋さん、伊勢崎の早川書房が沢山置いてあった本屋さん。大型書店とは違った楽しさがありました。
そんな私ですら、何時からかAmazon、楽天からの購入に・・・
次々無くなる本屋さん。でも平積みの本から今まで知らなかった作者を見つけた時の楽しさや世間の流行りと違う感性にふれる機会も残せていけると良いですよね。
皆さん馴染みの本屋さんはありますか?
深澤

2018.03.01
カテゴリ : 日々つれづれ

藤井経営の藤井武です。

今日は春の嵐。群馬県は昼頃から気温が上昇するとともに、風が強くなるようです。今年の冬は寒かった。いよいよ春を感じられる時期になりそうですね。

一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏のコラムで、アメリカ海兵隊では、「OODAループ」という意思決定プロセスを新兵のブートキャンプで徹底的に教え込むそうだ。OODAループ?初めてきくワードに興味が沸いた。

OODAループとはObservation(観察)、Orientation(情勢判断)、Decision(意思決定)、Action(行動)の頭文字で、暗黙知と形式知を相互交換しながら部分から全体へと統合し、概念化していく(暗黙的知り方、という)こととある。こうした意思決定プロセスを身に付けると、客観的な数値データによるような分析的思考よりも、はるかに俊敏に創造的なアイディアや効果のある“答え”を生み出せるという。
PDCAの意思決定プロセスと対比した時、OODAの優位性は、Plan(計画)の前段階にObservation(観察)とOrientation(情勢判断)があり、計画を生み出すためのプロセス(観察・情勢判断)が入っていることだ。
写真フィルム事業への偏りから事業多角化に成功した富士フィルムホールディングスは、PDCAサイクルを見直し、SeeーThink(観察・判断)-Plan-Doに改良し、意思決定の前に情勢判断プロセスを入れることで大成功を収めたという。

素早く正確な対処が求められる場合、形式的な考え方や物の見方とらわれすぎると、状況に合わせた最適解を見出すことができない。生死をかけた戦場にいきるアメリカ海兵隊員にとっては、ごく自然な必要性に基づき身に付けざるをえない意思決定プロセスなのだろう。
変化の激しいビジネスの世界でも非常に重要な知的機動力を高める技術として、もう少し深く知りたいと思っている。

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