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2018.02.14
カテゴリ : 人事・労務

上毛労務 薗田直子です。

パーソナル総研と東京大学の中原淳先生が取り組んでいる「希望の残業学」というプロジェクトの第一弾研究結果が発表された。

残業をする人は「幸福度」が徐々に下がるが、残業時間が月60時間を超えると「幸福度」がグッと上がるそうだ。但し、「強いストレス」や「重篤な疾病」リスクは残業時間に応じて徐々に上昇し続けるという。
熱心に仕事をしているので気持ちは高揚し、ある種ランナーズハイのような「幸福感」はあるけれど、身体は悲鳴を上げている状態に近い。

世の中には動き続けていないと息絶えてしまうマグロ的人種っていうのもいる。私自身どちらかというと、このタイプだ。問題は、動き続ける土壌を「職場」に限定してしまうことだと思う。残業は、職場で「感染」し、やがて感覚を「麻痺」させるという。

残業を減らすことを目標にしても、それだけでは「働きがい」や「楽しくワクワク働く」ことに繋がるわけではない。今の「長時間労働抑制」は、現場感とかけ離れていてやらされ感満載なのも肌で感じる。

楽しそうに働いている人は、自分のやるべきこと、やりたいこと、できることをうまく一致させている。だから、やらされ感ではなくイキイキしているのだろうな。マグロのように動き続けている人も多いが、決して「会社・職場」に限定している訳ではなく、仕事とプライベートの境界なく楽しみながらエリアを重ね、広げている。

残業がなくなるその先に「働いて、笑おう!」というテーマがある。だから「希望の残業学」
「働いて、笑おう!」「笑いながら、働く!」そんな未来を目指したい。

2018.02.13
カテゴリ : 日々つれづれ

今週も寒波がやってきて、日本海側は先週に続き大雪、日本列島は寒い日が続いています。皆さんも、風邪・インフルエンザには十分気をつけてください。

先週からオリンピックが行われている隣の国、韓国は更に寒いようです。昨日、日本も三つのメダルを獲得したようです。男子モーグルの原、女子スピードスケート1,500mの髙木、女子ジャンプ(ノーマルヒル)の高梨。

今朝のTVにその高梨が出演していた。試合が終わり3時ごろ戻り、寝ないでの出演ということだった。そのインタビューのなかで、「4年前は自分を信じて飛べていなかった。自分を信じて楽しく飛んでと言いたい。」と言っていた。4年前の悔しさから今回のオリンピックを目指し、自分を信じて努力してきたから言えることだと思う。

私も、自分を信じ、楽しく仕事ができるよう願うばかりでなく、やることもやろう。

最後に受験生の皆さん、あと少しです。自分を信じて頑張ってください。        吉田 典佳

 

2018.02.09
カテゴリ : 税務・会計


藤井経営の深澤です。

先程、会社の同僚から独身のサラリーマンの相続税について相談をされました。

ニュースでは「金持ち優遇税制」と日本だけでなく沢山の国が批判をされています。

累進税率の頭打ちや金融所得の税率・消費税の問題で「富の再分配」の機能が働いていないとの事です。

そんな沢山の民意や官僚の意向が反映した結果が、少し平均を超えると納税義務が発生する相続税や今年から大きく変更される配偶者控除などの所得税です。

選挙の時や法律制定時には、気にしなかった方も自分の事になって驚く方も多いかと思います。

そして、ほとんどの方に関係しない超富裕層に対する税制も、とてもキツクなっています。少数だからといって「富の再分配」「平等」という事をひたすら推し進めていけば、企業や少数の超富裕層の方々は自分達に寛容な国に移動していきます。

そして、超富裕層や超優良企業が日本から離れ始めた時に気付くはずです。

その影響の大きさに。

是非、正しさだけではなく、多くの方が幸せに暮らせる国になるといいですね。

この日本が。

2018.02.08
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。

北陸地方を襲っている異常気象で、自動車内に閉じ込められ、大変不自由な状況の方が多くらっしゃるようです。また、今回の災害関連で命を落とす方もいる。心からお見舞い申し上げたいと思います。

さて、診療・介護報酬の同時改定の内容が明らかになった。介護は一足先に先月26日に、診療報酬は2月7日に厚生労働大臣へ答申された。

両改定の内容をみても、キーワードとなるのは「地域包括ケア」。
住み慣れた地域で、家族や顔なじみの先生、介護スタッフに見守られながら一生を終える。こうした形に医療・介護提供体制を整えるための後押しを、報酬改定という経済誘導で行っている。今回は、より色濃い内容である。

在宅医療を行うかかりつけ医の評価、介護施設での看取りの評価などが見直され、より重視された。デイサービスやデイケアなどでは、プロセスよりも結果(アウトカム)がより評価される。

今まで在宅や訪問診療などの必要性を感じているが、通常の外来や入院医療から大きく舵を切る場合、現在のコスト(支出)とのバランスから、なかなか踏み切れない経営者が多かった。かかりつけ医機能、遠隔診療、7:1入院料評価、介護医療院の新設・・・。
この同時改定を機に、潮目が変わるのではないか。

これからの医療機関・介護施設経営は、もっと厳しくなるだろう。
地域における役割に基づく理念(ビジョン)経営の大切さをとても感じる改定内容である。しっかりと改定内容を理解した上で、適切な情報提供に努めたい。

2018.02.07
カテゴリ : 人事・労務

上毛労務 薗田直子です。

インフルエンザが猛威を振るっている。
A型、B型、学級閉鎖・・・の話をあちこちで聞く。
あるドクターから「休日診療は、1日100名以上インフルエンザ対応」という話を聞き、仰け反った。こんなにも多くのインフルエンザ患者が一堂に集まり、医療機関も戦場だ。予防接種をしていてもインフルエンザにかかってしまう場合もあるようで気が抜けない日々であろう。

そんな中、『インフルエンザ、「早めの受診」は間違いです!』という女医さんの記事を目にした。「熱が出たのでインフルエンザかな~?」程度の軽症者が病院に殺到することで、軽症のインフルエンザ患者に時間と人手を取られ重傷者への対応に手薄になる。重い疾患の通院患者が治療で通院すること自体が感染リスクになるともいう。

熱が出てもインフルエンザと判定されるまで会社や学校に通う、というのはよくある話。発症直後は検査で判別できないことも多いそうだ。判定がでるまでに、どんどん周囲の人に移してしまう可能性もある。「早めの受診」は、会社、学校、医療機関での感染を加速させるという。
もちろん重篤で受診が必要なケースもあるが、基本的には『体調が悪くなったら、自宅で身体を温め、水分を取りながら、しっかり休息する』ことを勧めている。

医療従事者ではないので専門的なことはよくわからないが、妙に納得した感がある。
インフルエンザではないから、熱が出て体調が悪くても無理してがんばる、目の前に仕事があるので休めない休みにくい環境にあるのが実態だ。本人の意志だけでは解決できない壁がある。

「病は気から」と気合で乗り越えようとしてしまう私がいうのも説得力ないが、「体調が悪ければ、自らの判断で休める」ほうが、気持ちも身体も楽にきまっている。個人、一企業だけではなく、社会としてもきっとこの先そんな文化が必要になってくると思う。

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