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大流行ですが・・・
2018.02.07
カテゴリ : 人事・労務

上毛労務 薗田直子です。

インフルエンザが猛威を振るっている。
A型、B型、学級閉鎖・・・の話をあちこちで聞く。
あるドクターから「休日診療は、1日100名以上インフルエンザ対応」という話を聞き、仰け反った。こんなにも多くのインフルエンザ患者が一堂に集まり、医療機関も戦場だ。予防接種をしていてもインフルエンザにかかってしまう場合もあるようで気が抜けない日々であろう。

そんな中、『インフルエンザ、「早めの受診」は間違いです!』という女医さんの記事を目にした。「熱が出たのでインフルエンザかな~?」程度の軽症者が病院に殺到することで、軽症のインフルエンザ患者に時間と人手を取られ重傷者への対応に手薄になる。重い疾患の通院患者が治療で通院すること自体が感染リスクになるともいう。

熱が出てもインフルエンザと判定されるまで会社や学校に通う、というのはよくある話。発症直後は検査で判別できないことも多いそうだ。判定がでるまでに、どんどん周囲の人に移してしまう可能性もある。「早めの受診」は、会社、学校、医療機関での感染を加速させるという。
もちろん重篤で受診が必要なケースもあるが、基本的には『体調が悪くなったら、自宅で身体を温め、水分を取りながら、しっかり休息する』ことを勧めている。

医療従事者ではないので専門的なことはよくわからないが、妙に納得した感がある。
インフルエンザではないから、熱が出て体調が悪くても無理してがんばる、目の前に仕事があるので休めない休みにくい環境にあるのが実態だ。本人の意志だけでは解決できない壁がある。

「病は気から」と気合で乗り越えようとしてしまう私がいうのも説得力ないが、「体調が悪ければ、自らの判断で休める」ほうが、気持ちも身体も楽にきまっている。個人、一企業だけではなく、社会としてもきっとこの先そんな文化が必要になってくると思う。

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