急に円安になりました。あっという間の対ドルで2円程の下落。
たかだか2円といっても影響は莫大です。例えばトヨタの利益に影響する金額は840億円になります。
規模が大きいということもありますが、国外生産を進めているトヨタでも影響を免れません。話題の任天堂も凄い影響を受けます。
輸入業者の方が関与先に少ない関係もあり、円安が良い事で円高が悪い事のように受けてしまいますが、 資源の無い日本で過度の円安が進むことは決して良い事ばかりではないはずです。
標題の「安全通貨」ですが、日本に住んでいると考えることもないですが、日本円は、「安全通貨」上位に入るようです。デフレで通貨価値が下がらない事や莫大な対外純資産を保有しており緊急時には本国回帰が起こり円高になる事等が理由なようです。
それでも私は日本円以外の資産も分散して保有することが好ましいと思っています。
昨年の決済通貨のシェアは「米ドル:42・09%」「ユーロ:31.30%」「ポンド:7・20%」「円:3.40%」でした。参考に「元:1.68%」のようです。
現状の評価が「安全通貨」としても自分の資産全部(不動産や保険もです)を世界的に3%超しかシェアのないもので保有することが良い事とは自分自身が思えないからです。
皆さんも財産の棚卸しをして頂いて一度ゆっくり考えてみませんか。