藤井経営の藤井武です。
先週の米国視察研修より、無事に帰国いたしました。
5泊7日という日程で、毎日視察スケジュールが満載だったことと時差ボケのため、若干疲れが残っているように感じます。
前回は所変わっても変わらないことについて記載しましたが、今回は所違うと変化することについて感じたことを記そうと思います。
まずは、制度。これは国の成り立ちが違うと確実に変わりますね。抜本的な考え方が異なるわけです。
米国の場合、今回は医療制度ですが、日本の国民皆保険制度の様な一律的なものはありません。
メディケア・メディケイドという公的補償を背景にしながら、民間保険による給付が多いため、所得に応じて受けられる医療機関が異なる場合がある。フリーアクセスを大前提にしている日本とは大違いなわけです。
所変わると変わるものがある。(それが普通と思うが)
国という大きな括りではなく会社や個人まで視点を落とすと、多様性のもとにそれぞれの考え方は全く異なってゆく。
そのため、自分と異なるもの(こと)・考え方に適合していく必要が出てきます。
個々人の多様性(スペシャリティ)を全体の中でどのように適合(活かす)させるのか、社会性の高さも求めらることになる。
全体と個が常にせめぎ合う中で最善の答えを出していくには、両者を適合させるための戦略的発想と具体的な戦術がないと、ただ単に流されるだけ、になってしまうのだろうと思います。
強制的に色々なことを考える契機になった米国への視察研修でしたが、実りの多いものにするためにも再度しっかり振り返り、週末にゆっくりと、自分自身のbefor/afterを意識的にまとめてみたいと思っています。