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選択制DC(企業型確定拠出年金)
2023.07.03
カテゴリ : 資産保全

こんにちは、総務の藤井です。

4月に入社した新入社員も3ヵ月の試用期間を経て、一人もかけることなく7月から本採用となりました。
試用期間中は研修とレポートに明け暮れる日々でしたが、本日からはいよいよOJT(On-the-Job Training)が始まります。
研修では主に専門的な知識を身につけてもらいましたが、本日からは実務を通してより実践的なスキルや知識を学んでもらうことになります。
研修で学んだ知識が実務と結びついて点と点がつながる瞬間は、まさに「エウレカ!」と叫んだアルキメデスの気持ちがよくわかるのではないでしょうか。
そんな喜びと楽しみを仕事のなかにも見出していっていただきたいものです。

新入社員が7月から変わる部分は他にもあります。
ひとつは給与から社員旅行の積立金が引かれること。
ここ数年は新型コロナの感染が治まらなかったため実施できませんでしたが、来年あたりにそろそろ研修も兼ねた旅行を実施できればと検討中です。

もうひとつが弊社の退職金制度でもある選択制DCの加入資格が与えられます。
DCとは企業型確定拠出年金の通称で、個人型確定拠出年金のiDeCoと並んで年々加入者の増加している「じぶん年金」を作るための制度です。
どちらの確定拠出年金も拠出額が所得控除になる点では同じですが、DCとiDeCoでは加入者のメリットに大きな違いがあります。
一番の違いは控除のタイミング。
iDeCoは一旦手元に入ったお金から拠出金を支払い、その額が所得控除になるため所得税の節税効果があります。給与所得者の場合は年末調整での還付金が増えるというのが一般的です。

一方DCは支給される前の給与額から拠出額を控除してしまうので、ぱっと見では給与自体が下がったように見えます。
そのため年末調整で還付されるのでなく最初から所得税が少なく計算されます。
支給額が下がるので社会保険料の負担額も下がります。
多めに拠出して等級を下げれば、さらに社会保険料が安くなるため、後から控除されるよりもずっとお得になります。
弊社ではこの制度を活用して、社保の負担を減らしつつ拠出金もしっかり確保する社員がたくさんいます。
特に若い人ほどしっかり考えて拠出額を決定する傾向にあるようです。

このブログでも何度か話題に出している金融リテラシーですが、若い世代には着実に根付いてきているようです。

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