おはようございます。労務の干川です。
ここ数日、世間を騒がせているのは山口県阿武町で臨時特別給付金4630万円(463世帯分)を誤って1世帯に振り込んでしまった事件ではないでしょうか。
この事件は、振り込まれた町民が返還の義務に応じず、全て使い切っていたことに加え、悪質性などを考慮した結果、逮捕にまで至ってます。
使い切ってしまった町民に関しては「自力で働いて返済するしかない」とのことですが、
月10万円返済すると38.6年(10万×463か月=4630万)かかり、
月15万円返済すると25.8年(15万×308.7か月=4630.5万)かかります。
もし振り込まれたお金を返して、真面目に働いたとしたら、
月10万円貯金すれば38.6年で(10万×463か月)4630万が残せ、
月15万円貯金すれば25.8年で(15万×308.7か月)4630.5万が残せたでしょう。
自分の行動たった一つで人生が180度変わります。
また、今回の事件では振り込み手続きを行った町役場職員や金融機関の対応等にも焦点が当てられています。
今回の事件以前にも同様の事象があったとのこと。同じミスは二度と起きないような対策を取ると同時に、役場及び金融機関職員の心のフォローが必要かもしれませんね。