藤井経営の牛房です
「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあります。
これは(風が吹くと、砂塵が舞い上がる⇒砂塵が舞い上がると、失明する人々が増える⇒失明する人が増えると三味線弾きが増える⇒三味線弾きが増えると三味線が売れる⇒三味線が売れると材料である猫が減る⇒猫が減るとネズミが市中に増える⇒ネズミが市中に増えると桶がかじられて穴があく⇒桶が売れるので桶屋が儲かる)という意外なところに影響がでるという事を指しています。
最近の様々な値上げの状況はこれと似たような現象なのかもしれません。
例えば豚肉の状況では、中国がコロナ禍の回復に合わせて国内景気が盛り返してきたことにより豚肉の需要が高まり価格が上昇、そして豚肉需要の高まりを受けてその飼料となるトウモロコシの価格も上昇、その輸送のための船舶も奪い合いの状況により輸送価格の上昇、トウモロコシを原料とする諸製品の価格も上昇しています。
さながら「中国が動けば・・・」といった事でしょうか。