こんにちは、総務の藤井です。
先週は活発な梅雨前線の影響で、九州をはじめとした日本列島は各地で大雨による洪水や土砂災害に見舞われました。
もともと日本列島は、標高1,000~3,000mにもなる山脈が細長い国土を背骨のように走っているため、ヨーロッパやアメリカなどの川に比べると非常に短い距離を結構な標高差で流れるため急流が多いという特徴があります。
そのため日本の川は、短時間に大量の雨が降ると一気に水かさが増して洪水などの災害を起こしやすいといわれています。
特にここ数年は毎年大雨や台風の影響で、日本のどこかで災害が発生しているような状態です。
弊社の所在地である群馬県伊勢崎市における過去の大きな水災といえば、昭和22年のカスリーン台風による広瀬川の氾濫が挙げられます。
秋雨前線に台風が加わって、わずか1日半で年間降水量の1/4の降雨量を観測し、3,500人以上の死傷者を出し、群馬県内では国内の死者の半数を超える592人が亡くなった大災害でした。
市内に暮らす年配の方々の間では、今なお記憶に鮮明な大災害として語られています。
広瀬川や粕川の堤防が決壊し、当時の旧伊勢崎市内では42本の橋が流失し、死者40人、重軽傷者875人、流失家屋259戸、全半壊家屋290戸、床上浸水5,230戸、床下浸水1,898戸とまさしく伊勢崎市の歴史に大きな爪痕を残す災害だったようです。
自然災害大国ともいえる日本に暮らす私たちにできることは何だろうと考えると、やはり「備える」という一言に尽きるのではないでしょうか。
私たちが自然現象に働きかけることはほとんどできません。
日本のように自然災害に遭いやすい国に暮らすということは、前提条件として「いつでも災害は発生する可能性がある」という認識を持ち、万が一の際に「いつでも避難行動がとれるような準備」をし、「支援の手が差し伸べられるまで自力で何とかする」という意識を持っておくことではないでしょうか。
東日本大震災以降、日常的に食料や飲料水の備蓄、非常用持ち出し袋の準備などを行っている家庭が増えました。
我が家も多少の備えはありますが、まだまだ足りないものも多いです。
ちょうど令和2年も半分経過したところなので、今年はふるさと納税で被災地への支援と防災用品の補充を行おうと思っています。