藤井経営の牛房です
休眠預金等活用法の話題を以前紹介しましたが、これは10年以上、取引のない預金等(休眠預金等)を、民間公益活動に活用する制度で、2019年1月から休眠預金が発生するとの内容です。
これに関連するかのように、三菱UFJ銀行は2年間取引がない不稼働口座に手数料をかける検討に入ったようです。新規開設分が対象で、2020年10月にも年1200円の口座管理手数料を導入する計画で、20年7月にも顧客に通知し、周知期間を経て導入します。新規に口座を開設した人に限って手数料を取り、残高がゼロになった場合は自動解約になります。既存の契約者は不利益変更になるため手数料の徴収を見送るが、検討は続けるとのことです。
預金口座の管理にかかるコスト増をどう賄うかは、金融機関で共通の課題となってきており、最大手の三菱UFJ銀行の動きは、個人向け金融サービスのあり方を大きく変えるきっかけとなりそうです。収益力の低下に悩む地方銀行をはじめ、追随する銀行が出てくるかもしれません。