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台風の爪痕
2019.09.10
カテゴリ : 日々つれづれ

こんにちは、総務の藤井です。

 

3年ぶりに首都圏を直撃した台風15号は、各地に大きな爪痕を残したようですね。

ここ群馬では大きな被害の報告はありませんでしたが、上陸した台風の中では「過去最強」と言われるほどの強い勢力を持っていたそうで、負傷者だけでなく残念ながらお亡くなりになった方も1名いらっしゃいました。

特に千葉県の被害が大きく、負傷者は36名。ゴルフ練習のネットを支える支柱が倒れて近隣の住宅を直撃したり、ダム湖の太陽光パネルが強風にあおられて損壊し火災が発生したりと想定を遥かに超えた被害を被った地域も少なくなかったと思います。

 

今回の台風直撃に関しては事前の情報提供がしっかりとされていたため、鉄道の計画運休や航空機の欠航、高速道路の通行止めなども早めに発表され、混乱を最小限にするための処置が執られたのが印象的でした。

それでも想定を超える被害に安全確認作業に時間が掛かってしまい、運転開始時間が予定より大幅に遅れてしまい駅に人があふれかえるような事態も発生してしまいました。

想定を超える暴風被害だったとしても、せっかくの計画運休が上手く生かせなかったのは残念でしたね。

 

ニュース映像では駅構内に入りきらない人達が、ロータリーまでつづら折りに並ぶ光景が映し出されていましたが、こうした混乱の中でも整然と列を作って待ち、不満を抱えながらも大きな混乱を起こさないのは日本人の美徳といえるかもしれません。

一方でこうした光景を異様に思う外国人の方も多かったようで、「台風なんだから仕方がないよ。仕事は休みにすればいいのに」といった声も聞かれたとか。

簡単に休みにできればそれに越したことはありませんが、休業によって他者に迷惑を掛けたくないという気持ちが働いてしまうのもまた日本人の特性かもしれません。

 

弊社でも自然災害等に関してはなるべくフレキシブルに対応し、社員が被害に遭うようなことがないよう心がけていますが、2014年の大雪被害の時以外に「臨時休業する」という選択はしたことがありません。

そろそろ日本でもこうした事態に際しては、「思い切って休みにする」という措置を考えてもいいのかもしれませんね。

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