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健康をお金に換える
2019.02.19
カテゴリ : 日々つれづれ

こんにちは、総務の藤井です。

 

今日は協会けんぽが平成30年度から新たに導入する「インセンティブ(報奨金)制度」についてご紹介させていただきます。

 

すでに協会けんぽにご加入されている事業所には案内が届いているのでご存じの方も多いかもしれませんが、端的に言うと「健康増進に積極的に取り組めばその分保険料を安くします」という制度です。

具体的には健康増進への取り組みを評価指標でランク付けし、上位過半数の支部には得点に応じて2年後の保険料を引き下げるという仕組みです。

評価される指標は

  • 特定健診等の受診率の向上
  • 特定保健指導の実施率の向上
  • 特定保健指導対象者の減少
  • 要治療者の受診率の向上
  • ジェネリック医薬品の使用割合の向上

の5つになります。

 

報奨金の財源として新たに全支部の保険料率に0.01%盛り込まれるそうなので、評価で半分以下の支部になると単なる保険料の増額になってしまいますし、報奨金を受けられる支部になっても、ランクによってはやはり保険料増となってしまうようです。

健康増進によって医療費の削減を目指すための制度なのでしょうから、可能であればその財源を新たに被保険者に課すのではなく、削減された医療費部分からまかなってほしい気もします。

報奨金による減算は2年後なので理屈としては不可能ではないですが、医療費の自然増部分からこの取り組みによる減少部分を計算するのはまず無理なのでしょうね。

残念です。

 

生命保険でもこうした取り組みはいち早くおこなわれており、健康診断書を出したり健康増進のアクションを起こしたりすることによって割引やキャッシュバックが受けられる商品が、若い人を中心に人気を博しています。

 

このように健康増進に対する取り組みを金額に換算するいう潮流は、なにも日本だけの話ではありません。

ロンドン大学がおこなった研究によると、健康状態の改善は年収が2708万円上がることに匹敵するのだそうです。

つまり「年収3000万円だけど身体を壊してしまったりして健康状態の悪い人」と「年収300万円だけどいたって健康な人」の幸福度はほぼ同じということですね。

そう考えるとまさしく『健康はなによりの宝物』ということになります。

 

皆さまも健康には十分に気を配って、より幸福度の高い生活を続けていけるよう頑張っていきましょう。

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