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年金制度
2019.02.21

藤井経営の牛房です

最近のニュースで厚生労働省が公的年金の受給開始年齢を75歳まで繰り下げられるようにする検討に入ったというものがありました。

公的年金をもらい始める年齢は現在60~70歳の範囲で加入者が選ぶことができますが、毎月の年金額は65歳開始に比べて2倍程度になるとの事です。

しかし、定年後に再雇用制度がある企業では、賃金が半額になることもあるので、生活水準を維持するため、年金を受け取ることを選択せざるを得ない人が多いのが現状です。このため、今の仕組みでは受給開始年齢を65歳よりも後ろ倒しする人は1%程度しかおらず、むしろ前倒しするケースがほとんどです。

また、定年後一定の収入がある高齢者であっても「在職老齢年金」の制度により、60~64歳で年金と給与の合計が月28万円を超えると、超過分の半分の年金が減額されるので、これが就労抑制につながっているとの指摘もあります。

我々世代が年金を受給するときには、いったい何歳になってしまうのかとても不安になりますね。

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