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2017.10.12
カテゴリ : 日々つれづれ

藤井経営の藤井武です。

先週、高知県へ出張しておりました。帰りのフライト前に訪れた、高知城天守閣から見下ろした高知市内の景色は、プライベートで訪れた数年前と変わらず、戦国、安土桃山、江戸時代初期の動乱と幕末の激動を想起させ、日本史を賑わせた土佐の英雄について物語りたくなるような素晴らしいものでした。

さて、今回は稲盛和夫さんのお話しを紹介したいと思っています。
稲盛和夫さんの略歴は言わずと知れておりますが、素晴らしい人間性をお持ちの経営者です。稲盛さんの著書も何冊か読んだこともあります。ベストセラーがずらり、ですね。
稲盛さんの言葉に、「心の座標軸を定める」というものがあります。「判断基準」、または「哲学」、「考え方」と言い換えられるものです。
稲盛さんが「京都セラミック」を設立して独立した時、稲盛さんを慕ってついてきた同僚や新たに採用した社員で自分のことを信じてくれている人から、様々な事案について相談され、これはよい、それはだめだ、など「判断」求められました。10の判断が必要な事案で、9つまではいい判断ができたが最後の1つの判断を誤ったことで、すべてが水泡に帰すこともあるので、物事の判断とは大変な責任を伴うものです。
判断基準をどこに置くか、稲盛さんが見出した方法は、「人間として何が正しいのか」という座標軸を持つことでした。これまで生きてきた中で教えられたこと、経験したことを通して得た「人間としてやっていいこと、やってはならないこと」を「心の座標軸」に据え、経営を行ってきたそうです。

達観した見識を得るには、それ相応の「修行」が必要であると思います。
独立までの間に身に着けた知識・経験に裏打ちされた、他人に簡単にまねできない「心の座標軸」は、稲盛さんだからこそ構築できたものです。まねる事など、できはしません。
私なりの「心の座標軸」は、定まっている、などと言えるレベルではありません。
大経営者の背中は、とてつもなく大きく広い、と感じました。

2017.10.11
カテゴリ : 日々つれづれ

上毛労務 薗田直子です。

新潟県燕三条地区は、古くから刃物や洋食器などの金属加工が盛んな土地だ。
柳宗理などのデザイナー作品やノーベル賞の晩餐会で使用されるカトラリーをはじめとし、世界的にも認められる金属製品が生産加工されている。ここには手仕事、職人仕事を要する小規模の工場が数多く点在している。
先週末、燕三条でものづくりの現場を楽しみながら見学・体験できる『工場(こうば)の祭典』にでかけてきた。

まず目を引き、秀逸なのがデザイン。ピンクの斜めストライプがシンボルで、パンフレットはもとより工場の塀や入り口もピンクテープでジャック。グレー調の工場にピンクテープ一本でコストをかけずにイメージチェンジ。
各工場で熟練の職人さんから、お母さん、若者まで、揃いのピンクストライプTシャツで出迎えてくれた。

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実際に研磨を見ながら「機械化できることと、職人仕事の違い」「高価なスプーンの見分け方」を聞いたり、スプーンの材質の違いを感じスープを飲む「効きカトラリー」を体験したり、各工場それぞれに「モノづくりを身近に」と嗜好を凝らした案内や体験が用意されていた。

最後に訪れた工場で「人手不足でもこういったイベントで興味をもってくれる人もでますよね」と話したところ、『実は、先ほど案内した彼は2年前のこの祭典がきっかけで入社したんですよ』と。ご本人は「まだ未熟なのバレるじゃないですか~」と照れていたが、いやいや堂々とした説明だった。

今年で5回目になる工場の祭典
カトラリーなど一般の人が手にするモノを製作しながら、それまでは一般の人と接する場がなく「工場は閉じられたスペース」だった。一般の人が入ることのない「工場」をオープンにしたことで、様々な変化が起きたという。

子供をはじめ不特定多数の人が出入りする為、危険のないよう工場内はどこもきれいに整頓されていた。
今まで黙々と行っていた手仕事に、目の前のユーザーが「スゴイ!」と認めてくれる。ここは職人さんたちが自社や自身の技術や製品を誇らしく語る場でもある。そして今まで見えていなかったユーザを意識するようになったそうだ。
ガイドブックに書いていない、こんな話を聞ける場でもある。

この祭典の効果は計り知れない。

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2017.10.10
カテゴリ : 日々つれづれ

何年かぶりに、うどんを打ってみました。

特別美味しいというわけでもなく、普通のうどんができました。こねている時に水が少ないような感じだったが、出来上がってみればそうでもなかった。休日のお昼。高2の息子と2人で食べた。うまいという言葉は、息子から出なかったが残さず食べた。旨いという程ではなかった。うどんだけでは、男の子には物足りないだろうと思い、唐揚げを3つおかずにご飯をたべた。3人兄弟の一番下が、高校2年生になった。休みの日のお昼ご飯を、自宅で2人で食べたのは、この子が一番多いかもしれない。兄2人がミニバレー、母親同行。保育園から小学校低学年までは、休日結構2人で過ごしていた。といっても、家でそれぞれゲームをしていただけだけど。

日曜日の午前に「男子ごはん」というTV番組がある。見ていると、食べたくなる時もよくある。冷蔵庫の中を思い出し、いけそうならば多少は違っても作ったこともある。2人だけの時に限らず、そんな休日の昼を何回か過ごすと、珍しいものが出ると「何これ?男子ごはん?」という言葉がでてくるときもある。どこかに出かける訳ではないが、それはそれで・・・・。     吉田 典佳

2017.10.06
カテゴリ : 日々つれづれ

藤井経営の深澤です。
テレビを見ても新聞を見ても政治関係のニュースが盛り沢山の毎日です。
世の中を代表した正しい「ご意見」がいろいろと報道されています。読めば読むほどに新聞やニュースは複数の会社のものを読まなくてはいけないなと心に誓うほど、一つの事実に対して沢山の真実が報道されています。
私個人の好きな政党は別としても、今更ながら気になったのが「保守政党」と「リベラル」という言葉です。
「保守政党」は、現体制を維持し、伝統的な価値観と秩序を重んじ、急進的な変革よりも漸進的な改革を志向するという、保守主義の立場に立つ政党ということみたいです。
「リベラル」とは、政治的に穏健な革新を目指す立場をとるさま、個人の事由を重んじる思想ということのようです。
立場や方向性の違いを別とすれば「漸進的」「穏健」と言葉だけをみれば穏やかな雰囲気に感じてしまいます。

「保守」「リベラル」という言葉の意味とメディアの使用する意味とは、一致してるんですかね?

2017.10.04
カテゴリ : 日々つれづれ

上毛労務 薗田直子です。

絶対王者の内村航平が途中棄権で7連覇を逃し、衝撃とともに報じられた世界体操。
内村を追随する日本体操界の次期エース、白井健三のインタビューを大会直前にTVで目にした。

白井は、内村も絶賛する高難度の「ひねり」を武器とし、「ひねり王子」ともいわれる選手だ。昨年のリオオリンピックで得意の『床競技』で優勝を期待されながら、難易度の高い技を連続で失敗し、予想外の4位に終わったのは記憶に新しい。

インタビューの中で、その時の話に触れ、
『成功することも大事だけど、失敗できる価値も結構大きい』
『大舞台で失敗すればするほど同じことは二度とやらない。だから失敗することも次に繋がる』と語っていた。
事実、オリンピックの時に失敗した連続技は、今シーズンはノーミスで『大舞台での失敗は自分を変えてくれる』ということだ。
ただ単に失敗したことが次の成功につながっている訳ではない。インタビューでは語られなかったが、どこでどうやったことが失敗につながり、どうすれば失敗しないのか、とことん自分自身で振り返り、頭で理解するだけではなく身体で再現できるまで練習を繰り返した結果に違いない。

『失敗しても自分の代わりには誰もなれない。自分にしかできないことだから』
(このあたり、うろ覚えですが・・・)ということも語っていた。
白井は王者内村を目指しているだけではない。過去の自分自身を踏み台にさらなる自身との戦いに挑んでこその言葉だろう。

挑戦者白井、戦いの先にある、伸びやかでゆるぎない言葉に惹きつけられた。

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