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2017.05.18
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。
今回は昨年9月に施行されている改正医療法について、触れたいと思います。
この改正により、医療法人の機関(社員総会、評議員、評議員会、理事、理事会及び幹事)に関する規定が、一般社団法人・一般財団法人と同様に整備されています。

平成27年9月に28日に公布された改正医療法は、平成28年9月1日施行となる第1弾と平成29年4月2日施行となる第2弾による2段階の構成となっています。

第1弾となる昨年9月1日施行の内容は、
・医療法人のガバナンス強化
・医療法人の“分割”制度創設
・社会医療法人制度の認定要件等の見直し
第2弾となる今年4月2日施行の内容は、
・地域医療連携推進法人制度の創設
・医療法人の経営の透明性の確保

以上が主な内容となっております。今後の医療法人の運営上で、定款変更認可申請等が必要となる場合もあるため、その改正内容については注意が必要となります。
今回は、第1弾の改正内容で医療法人のガバナンス強化に関する留意点について記載したいと思います。

今回の改正では、医療法人の役員の義務と責任と理事会の職務が規定されました。
これにより、理事会等における医療法人の意思決定における理事の業務執行における権限等が規定され、理事会での決議の重要性が非常に高まり、組織としてのコンプライアンス意識を高める必要があります。

例えば、昨年9月1日以降における医療法人と理事間の取引(利益相反取引)では、これまでは所管する都道府県に対し特別代理人申請し、認可を受けることで、直接の利害関係人ではない者が医療法人と理事との間における取引の妥当性を担保する必要がありましたが、今後は理事会において、その取引の妥当性に関して決議することになり、手続きの手間等はかからなくなりました。
その反面、その取引において医療法人が損害を被った場合、取引をした理事や決議をした理事は、損害に対する賠償責任を求められることになります。

非常に留意すべき点が多く、今後の医療法人運営に大きな影響を与える今回改正事項について、次回もさらに取り上げていきたいと思います。

2017.05.16
カテゴリ : DAILY TIPS

朝食は食べましたか?
パン?ご飯?どちらだったでしょうか?それともサラダだけ?
それぞれの方が、それぞれの理由でいろいろな物を食べたことだろう思います。

さて、そろそろ田植えが始まる頃です。日本全国的にみればもう終わった地域もあるでしょう。この辺の地域では、二毛作のため本格的に田植えが始まるのは、来月半ばくらいでしょうか。来月初旬に麦刈り、その後に田植えとなることでしょう。

農林水産省のデータによれば、昭和37年度のコメの1人当たりの年間消費量は118Kg、そこをピークに平成25年度には57kgにまで減っています。全国ベースでは年間約8万トン需要が減少しています。もちろん、供給も農家の高齢化による廃業などによる自然減や、主食米から米粉用米、飼料用米等に変更し需要に合わせようと努力もしていますが、価格の下落は避けられません。
今後、輸入米が市場に現れ価格だけの競争になれば、どうすることもできないでしょう。あくまでも、価格だけの競争というものですが。そこの競争には、価格だけでなく、味、安全性など他の要素も含まれてくることだと思いますが、今の日本人はどんな選択をするのか。

需要が減っているのであれば、それに合わせ供給も減らせばよい、ということもあるが、コメの供給を減らすということは、それだけの問題ではない。水田が減ることになる。

水田には米を作る場所という役割の他に、地下水の量を一定に保つ、洪水対策、地盤沈下対策、水蒸気発散による気温の上昇対策、土砂崩れ防止、景観美化など様々な役割があります。農業という産業だけではなく、地球を守るという意味でも水田は必要なのです。

今後、さまざまな理由で水田が水田としての機能を失っていくことで、食には困らないかもしれないが、新たな環境問題発生する可能性はあると思います。

2017.05.08
カテゴリ : DAILY TIPS

おはようございます。

上毛労務 岩野です。

 

とうとうGWも終わり、お休み中、旅行やゴルフなどで英気を養い、

本日から仕事を開始される方も多いと思います。

 

私事ですが、GW中に数年ぶりに高校の同級生数名と会い、一緒に食事を

しながら学生時代の話で盛り上がったのですが、40歳も過ぎた中年の

集まりにもなると、話題はしだいに「健康」に関することになり、

仕事とともに、体についても大きな転換期を迎えていることを心の底から

感じました。

 

ある雑誌を読んでいたところ、会社のトップと言われる人は、ジョギングや

ヒルクライムに挑戦したりなど、継続的に運動をしている人が多いそうです。

特にジョギングは脳が活性化され、思考力や判断力が増す効果があり、

ダイエット効果だけでなく、脳のトレーニングにも効果があるそうです。

 

ほとんどの方は適度な運動は体にいいことはわかっている。しかし、現実は

限られた時間の中で、運動への時間を捻出するのは難しいという方も多いので

はないでしょうか。

 

そんな時、私はいつも「3日間だけやってみよう」とハードルを低く設定し、

軽い気持ちで始めます。

いわゆる、3日坊主です。その3日間の繰り返しを習慣化してきました。

まずは、やってみよう。

勉強でもスポーツでも初めの一歩はいつも一緒のような気がします。

 

今年もまた、藤井経営は県民マラソンの協賛企業となり、社員の健康増進の一環

として取り組むこととなりました。

弊社副社長より「社員みんなが健康で生き生きと働き、最高のパフォーマンスが

できるように」と考えてくださったこと。

 

社員に健康になってもらいたい!という会社からのメッセージをしっかりと受け取り、昨年に引き続き、県民マラソン参加に向けて体力作りをしていきたいと思います。

 

2017.05.04
カテゴリ : DAILY TIPS

藤井経営の藤井武です。
大型連休も後半に突入し、4日・5日は早くも Uターン
ラッシュが、各高速道路において想定されています。
遠方へお出かけの方も多いと思いますので、くれぐれ
も交通事故等にはお気を付けください。

先日、かねてよりお話をお聞きしたいと思っていた
医療法人伯鳳会、五葉会 理事長 古城資久
(こじょうもとひさ)先生のご高話を拝聴する機会に
恵まれました。
古城先生は地元兵庫県赤穂市の病院を事業承継後、
M&Aによる病院買収により事業拡大を達成されてお
り、この業界でその存在を知らない人はおりません。

先生のお話の中で、今後の会社経営にあたり、改めて
心に留めておきたいことをまとめると・・・

<現代の経営は、チーム経営の時代>
社員の意識改革を推進するためには、適切な役割とそれ
に基づく仕事を設定し、最高度の業務推進力を創造す
る。
そのため、役職者の選定を誤ると社員の意識改革は不可
能となる。仕事ができる事、能力がある事や上位資格が
ある事とリーダーの素養は全く別物である。

<自立的(自律的)社員の誕生>
自立的(自律的)社員とは、経営を主体的に考える
社員である。
社員に財務諸表を全開示し、会社の“現状”を知っても
らい、社員がやりたいことが可能なのか、それが会社の
経営理念に合致するのか、共に考える。
改革を実践するのは社員自身であり、道しるべを示す
のが経営者である。

<兵は神速を貴ぶ>
経営上の課題は多い。一つの課題解決にこだわり、
時間を費やし、同時に進めなけらばならない課題に手が
つかないことで、改革は大幅に遅延する。
100点を求めるのではなく、60点できたら次の課題
へ進む。

<事業拡大にあたって>
いかにうまみがある事業でも、自分が嫌いと感じる事業はやらない。
自分が好きと思うことでないと他社には勝てない。
新事業がうまく行かないことで企業の存続が危うくなる
様な事業には手を出さない。また、過半数の人が賛成す
る事業は、すでに陳腐化している。

経営に王道はありませんが、成功者の言葉ほど重みの
ある事実はない、と思うところが多々あり、非常に貴重
なご講演でした。

2017.05.02
カテゴリ : DAILY TIPS

昼間は20℃を超える日になり、過ごしやすい日が続いている。旧暦では八十八夜。朝夜はまだ肌寒いが、「夏もちかづく・・・」とあるように、また暑い日が近づいていることは確かだ。実際の「茶摘み」は地方により差はあるようだが、若葉が多くなっているのは確かで、なんとなく気持がいい。

「お茶」というと思い出す言葉がある。あまり縁起のよい言葉ではないが「お茶っぴき」。

まだ、働き始めて2,3年目の頃、担当した新しく開業したばかりの寿司屋さんとの会話のなかで、「参ったよ、昨日はお茶っぴきだったよ」といわれ、何のことかわからず聞き返し「お茶っぴき」の意味を教えてもらった。「お客が一人も来なかった。」

初めて聞く言葉に興味があったのか、新しく担当したお客との会話に興味があったのかどちらかは覚えていないが、いまだに、この言葉を思い出すたびに、あの人に教わったということも思い出す。普段、使う言葉ではないが、何故か忘れない。聞いていたときの気持ちの問題なのか?

もともと忘れやすい頭の私だが、最近特にひどい。普段の会話を適当に流して聞いてしまっているのか?(それだけではないと思いますが・・・)

新しい人と出会う機会が多い時期ではありますが、まず相手の話をよく聞くことも良いコミュニケーションを取ることのひとつです。

自分の意見を言うことも大切だか、相手の話を聞くことの大切さを再認識しています。

 

 

 

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