2週末連続台風となる秋の長雨がやっと終わった。
この辺りの稲作農家では、稲刈りの予定が半月くらいずれ込み、それぞれの方々が遅れた分その後作業が早く終わるよう準備していることと思う。稲刈りの「機」に臨み、天候の「変」に応じて適宜な処置をとっているといった具合だろうか。やはり、自然の気候に大きく左右され、予定通りにはいかないと思う。
以前書いたが、中国の宋末期の時代小説を今読んでいる。(現在12巻)その中には戦の場面が出てくるが、指揮官である将軍や軍師が前もってどんな戦いをするか、相手はどう対応してくるかなどいろいろな想定をして前もって作戦をたてておく。しかし、いくら綿密な作戦を立てても、予想していなかったことが起きた場合、臨機応変な対応が必要となり作戦に頼りすぎると勝機を逃がす場合もある。
毎年11月末頃に、ある米麦生産の法人役員会に出席をしている。その場では、その年の米の収穫状況、品質情報などが報告され、麦の作付け状況が報告される。また、稲刈り時の反省などもされる。今年は、雨での遅れが中心になるとは思うが、具体的にどんな対応をしていたのか、どんなことが聞けるのか。楽しみだ。なんて言っていると、怒られそう 吉田 典佳