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売価は誰が決めているのか
2017.06.27
カテゴリ : 農業

先週土曜日は、家族で田植えという田んぼが、数多く見られた。伊勢崎市近辺では、田植えのピークだったようだ。この後は、当分の間水の管理が続くのだろう。

秋には収穫を迎える。その後の売り先は、どこなのだろう。自家用として家族で食べる分を除けば、みんな何処かへ売ることになる。農協、業者、知人、なかには一般消費者へ直接という人もいるだろう。しかし、出荷量を考えれば、農協が一番多いと思う。

以前、コメは国が買い取っていた。もしかしたら、今でも農協へ出荷しているコメを、国が買っていると思っている方もいるかもしれない。

先週、作った野菜の値段を自分で決めている方のセミナーを受けた。もちろん、自分で価格を決められるような仕組みを、自分で考えて実行し成功しているからできていることだ。新規販売先を獲得しようとする営業は、したことがないらしい。但し、自分の作った野菜が、どのような人達に、どのように食べられるのかはイメージできているようだった。特殊な例だろうが、自分で作ったものを自分で売価が決められる、野菜のメーカーといったところだろう。

製造業においても、メーカー以外は元請企業に「見積書」は出すものの、希望どうりの価格が出る場合は、少ないのではないだろうか。しかし、それぞれの企業で単価に合うよう合理化などを考え実行しているのだろ。

市場出荷、企業との契約栽培農家でも、売価をこちらで決められない場合、いかにして、生産性を上げ、合理化し、利益を上げていくのか。

でも、その前に「どんな農業」をしていくのか、決まっているだろうか?

吉田 典佳

 

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