年々夏の暑さが厳しくなり、夏が苦手になった労務の岩﨑です。
2023年度から主に公立中学校の休日の部活動の段階的な地域移行が開始となる予定になっています。
この前提には学校現場での指導者不足という問題や先生の長時間労働の問題があるとされています。
中学校の部活の顧問のうち「担当教科が保健体育でなく、担当している部活動の競技経験なしに該当する割合が約46%もあるとされています。実際、うちの息子の部活の顧問も野球経験はあまりないようで、スコアをつけることもままならないようなので、スタメンの選出等は生徒と相談して決めているようです。
このような現状を目の当たりにすると、地域移行し先生の負担を減らしてあげた方がよいのだろうと思いますが、単純に地域移行にできないのはやっぱり【お金】の問題もあるようです。
地域移行した際に、専任のコーチに支払うお金はどこから捻出するのか?国からの補助金を求める声もありますが、生徒達(保護者)が費用を払うべきだという声も当然あります。
地域移行の提言の中では、【生徒の多様なニーズにあった活動機会の充実】を掲げていますが、強くなって試合で好成績を狙う生徒もいれば、楽しむことを重視している生徒もいるためどこまでの費用負担を保護者に求めるのか難しい問題となってくると思います。
先生の負担が大きいということも理解できるので移行に賛成できる部分もありますが、保護者の立場としてはあまり高額でない費用負担となることを願わずにはいられません…。