6月と言えば、梅雨入り。雨が多くてじめじめとした日が続きますね。
雨の中で咲く紫陽花を見ることができる、楽しみな時期でもありますが、
同時に熱中症への警戒が欠かせないでもあります。
昨年、全国では462人が休業4日以上の熱中症を発症し、うち12人が命を
落としています。労働者が体調不良を訴えていなかったにもかかわらず、死亡に
まで至った事例が確認されています。そのようなことからも労働者の健康状態
は、労働者からの申し出だけでなく、顔色や異常な行動等などから、会社側も気
づける仕掛け作りが必要となります。
そんな中、ふと思い出すのが、顧問先である建設業での取り組み
「笑顔で挨拶+一言運動」です。
挨拶の後、一言添えること。天気や季節の話題、近況報告、このあいだのお礼な
どを付け加えましょうというだけのこと。
その顧問先では、挨拶をする時に、必ず相手の目を見て挨拶することを職員全員
に徹底させ、顔色や態度、返事の仕方、声の大きさなどから、いつもと違う異変
に気付くようにしている。また一言プラスすることで話しやすい環境を意図的に
作り、事故やトラブルが起こりそうになるのを未然に防ぐ効果につながっている
とおっしゃっていました。
挨拶をすることで事故やトラブルを未然に防ぐこともできるのですね。
本格的な暑い日を迎える前に、是非、みなさんも「笑顔で挨拶+一言運動」を
始めてみませんか。