上毛労務の今泉です。
私たちの身の回りには、たくさんの「色」があります。
駅や踏切に「青いライト」を設置する―。自殺防止のために山手線に設置したことは有名です。実際に平均して約84%自殺者が減少したというデータもあります。
普段、服やインテリアなど色を意識するのは、おしゃれのためかもしれません。でも、色は想像以上に人を動かす力があります。
人が受ける情報の約87%は「視覚」で占められており、目にするものには必ず色があります。さらに、赤・青・白など、それぞれの色には「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」を左右する刺激もあるのです。
インテリアで定番の白。家や職場などでよく使われ、明るさや清潔なイメージがありますよね。でも、実は意外な副作用が…。白は明るく眩しすぎるため、人を疲れさせる色だからです。眩しさは神経系に負担を与え頭痛の原因になったり、「汚してはならない」という感覚から常に緊張感をもたらしたりすることも。白を使うならオフホワイトやアイボリーなど、わずかに色を含んだ明るすぎない色がオススメです。
ほかにも、ストレスを発散するなら「鮮やかな赤」。アドレナリンの分泌を促す効果があり、エネルギーを与えてくれます。避けたいのは「青や青緑」。心のエネルギーを抑え込み、内側に向かわせるからです。
対人関係ストレスを和らげるなら「普通から明るめの緑」。暖色、寒色のどちらにも属さない緑は中間に位置しており、調和とバランスを意味します。暗いトーンの緑は、人に厳格なイメージを与えますが、敢えて着るのもよさそうです。
こうみると改めて知ることも多く、色について驚きや納得することもあります。
快適な生活のために、普段のちょっとした色使いを気にしてみてはいかがでしょうか。