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ワクチンハラスメントを防ぐ
2021.07.21
カテゴリ : 日々つれづれ

こんにちは、総務の藤井です。

ついに23日から東京オリンピックが開幕しますね。
直前まで観客をどうするか、開会式のセレモニーはどうなるのかなどバタバタしていたせいか、まだ全然実感がわきません。
自国開催となると競技時間と仕事が重なってテレビ中継の観戦すらできるか怪しいですが、日本をはじめ各国の代表選手の皆様には1年延期のうっ憤を晴らすような記録やプレーを期待しています。

さて、ここ伊勢崎市でも64歳以下の市民への新型コロナウイルスワクチン接種券の発送が始まりました。
私のところにも昨日配達されていました。
中身はシール式の接種券2枚と予診票2枚、注意事項等が入っていました。
接種券は記名されており、本人以外は使用できないようになっています。
接種券の横に2回分の接種日やワクチンのロットナンバーのシールを張り付ける『予防接種済証(臨時)』が付いていて、こちらは2回接種後に手元に来るようです。

6月から職域接種も始まって、それと同時に「ワクチンハラスメント」なる言葉を耳にするようになりました。
日弁連のホームページには『「ワクチンハラスメント」とは、正確な定義はないが、新型コロナウイルスワクチンの予防接種において事実上接種を強要されたり、接種を受けないことで差別を受けたりする問題』と表現されています。
一時期話題になった『マスク警察』と似ていますが、「ワクチンハラスメント」の問題点は「職場での職務や立場の保全」が関係してくるためより深刻です。
新型コロナウイルスのこれ以上の感染拡大を防ぐためには集団免疫を付ける必要があり、そのためにはより多くの人達のワクチン接種が重要ですが、体質や既往症などの問題から接種を受けられない人も受けたくない人もいます。
そうした人たちが職場で不利益や差別を受けることがないよう気を付けなければなりませんね。

ワクチン接種によって得られる主な予防効果は【発症を防ぐ】【重症化を防ぐ】です。
必ずしも【感染を防ぐ】ものではありません。
それでもワクチン接種を推し進める最大の理由は『医療機関の負担の軽減』にほかなりません。
昨年の新型コロナウイルス感染拡大から1年以上にわたりずっと大変な思いをしてきた医療機関の方たちから、少しでも早く負担を取り除いてあげたい。
ワクチン接種で重症化が防げれば、何より発症が防げればずいぶんと違うはずです。

ワクチン接種は誰のためにするのか。
最終的には自分のためになりますが、自分より大変な思いをしている人、自分よりリスクの高い人、そして何より自分の大切な人を守るためと考えれば、ハラスメントなど他人の動向を気にしている場合ではないと思えるのではないでしょうか。

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