こんにちは、総務の藤井です。
この週末は、3日に熱海で発生した大規模土石流のニュースに胸を痛めた人も多かったのではないでしょうか。
熱海市内を流れる逢初川(あいぞめがわ)の河口から約2キロ上流の盛り土が、前日から続く大量降雨によって崩落し、急こう配も手伝って一気に市街地まで流れ出てしまったようです。
およそ5万立方メートルの盛り土の崩落が新たな崩落を起こして、最終的には10万立方メートルの土石流となって街を襲った様子は、繰り返しニュース等で放送され、私たち視聴者に衝撃を与えました。
安否不明者の捜索も気がかりですが、まだまだ雨の続きそうな天候に二次災害が起きないよう祈るばかりです。
お亡くなりになった方のご冥福を祈るとともに、被災者の方たちが一日でも早く日常を取り戻せることを願ってやみません。
2000年以降に国内で発生した自然災害を確認すると、ここ10年くらいは地震と同じくらい水害が増えてきています。
特徴的なのは以前のように台風の上陸に伴う災害だけでなく、豪雨による水害が増えていることです。
台風は雨だけでなく強風を伴って上陸するため避難行動などを起こしやすい心理状態になりますが、豪雨の場合だと避難指示も遅れがちになり、住民も台風ほど「非難しなければ」という気持ちになりにくいようです。
日ごろからハザードマップを確認しておき、自分のクラス地域が自然災害に対してどのくらいの危険度なのか、危険が迫ったときの避難経路や避難場所を把握しておくことは大切ですね。
ハザードマップは市町村のホームページやハザードマップポータルサイトで確認しておきましょう。
ハザードマップポータルサイト
今回のような豪雨による土石流で自宅が流されてしまった、土砂が自宅に流れ込んできたといった災害に遭ったらどうしたらいいか。
実は土砂災害は、火災保険の水災の補償でカバーできます。
水災というと洪水や高潮、床上浸水などをイメージしがちですが、台風や豪雨による土砂崩れや落石などによる損害も補償範囲なので、万が一被害を受けた際には保険金が支払われます。
現在国内の損保各社が取り扱っている火災保険の大半は水災も補償されていますが、水災の入っていないプランで契約した場合は今回のような災害時には保険金の支払いがありません。
この機会に保険証券を見直して、水災補償の有無を確認しておきましょう。