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豚コレラの猛威
2019.09.27

こんにちは、藤井経営の川上です。

豚コレラウイルスが猛威を振るっています。現在、岐阜県、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府、

三重県、福井県、埼玉県で発生が確認されています。人には感染することはありませんが、

豚やイノシシに強い伝染力と高い致死率が特徴のため畜産農家では監視の強化に追われ

ています。農水省では豚コレラワクチンの接種を検討、各都道府県がワクチン接種の判断を

できる環境を整えるというふうに話していますが、ワクチンの備蓄は100万頭分、今月廃棄

予定だった50万頭分も2ヶ月以内であれば有効性があると言うことだが、日本の飼養頭数

は約900万頭。感染の拡大を如何に抑えるかが今後の課題だといえます。また各都道府県

知事に判断を任せるというワクチン接種についても国主導でなければなかなか判断が難し

いと思います。ワクチン接種のものとそうでないものでは市場価値も変わるでしょうし決断

もなかなか難しいでしょう。

群馬県も養豚は非常に盛んに行われています。県では野生のイノシシの農場への侵入を防

ぐ防護柵設置支援を行い国が2分の1,県が4分の1の補助を検討しています。消毒用の消

石灰の配布も行い拡散防止に努めています。しかしそう言った処置だけでは防止できません。

登山やハイキング、キャンプなど山林に入った人々の靴についた土などにウイルスが付着して

いる場合があります。そうしたところからウイルスが拡散してしまう場合もあります。畜産農家

の皆さんだけでなく一般の我々もそういったことへの注意が大切だと思います。養豚では

子豚が生まれて約半年で出荷されます。しかし一度豚コレラが発生しますと全頭殺処分されて

しまいます。そうさせないためにも我々も周知し注意していく必要があると思います。

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