おはようございます。
上毛労務の岩野です。
ここ数年、長時間労働を始めとする労働基準法や労働安全衛生法の違反
に関しては、社会の対応そして役所の対応も厳しくなっています。
その1つとして労働基準関係法令違反に係る公表事案が、厚生労働省及び
都道府県労働局のホームページに一定期間掲載されることになり、
昨日、厚生労働省のホームページで334事案の社名等が公表されました。
内訳は、労働安全衛生法違反209件と多く、続いて賃金未払いや
最低賃金法違反、違法な長時間をさせるなどをおこなった労働基準法違反
となっており、なかでも長時間労働に関しては、これからさらに厳しく
なってくることと感じています。
いよいよ、名指しで社名が公表される時代になりました。
実社名が公表されることにより、求人を出しても応募が来ない、減産減車、
売り上げ減少など、企業を経営していくうえでの甚大な被害が想定されます。
ここ最近、監督署の立ち入り調査も増えてきたようにも感じています。
できないではなく、するためにはどうしたらよいかに視点を切り替え、
まずは、業務の進め方の見直しや人材配置、労働時間の把握など企業の
対応が急がれる時代が来たことを切に感じています。