藤井経営の深澤です。
相続税のお話しを少しだけさせて下さい。
2015年の相続の申告者の割合が前年比8割増だったそうです。全体の8%です。
原因としては基礎控除が、5,000万円+1,000万円×法定相続人の数から3,000万円+600万円×法定相続人の数へと大幅減額された為です。
例えば、子供さんが1人の家庭で御主人が亡くなった場合に、奥様と子供さん2人の法定相続人で控除額が4,200万円となります。無申告ですと、これを超えると相続税が課税されることが考えられます。前でしたら7,000万円だったものが4,200万円になりました。
とても大きな増税ですよね。私が関与先の方とお話しするる時に必ず言っていることがあります。これだけ非課税になる金額が下がると経営者や資産家以外の方も申告が必要となる事が沢山でてきます。普段、税金への意識が少なく税務署や税理士事務所とのかかわり無い方々です。申告すれば少ない税額や無税で済んだものが、無申告の為に税金が発生してしまう場合は沢山でてくると思います。
機会があったら、皆さんも御家族の方が元気な時に少しだけ相続税の事を考えてみて下さい。(来週に続きます)