まだまだ寒い日が続くが、1日1日、日が長くなってのがわかる毎日だ。
この時期、多くの農家の方の話を聞く機会が増える。米麦生産法人の定時総会が多いためである。10年近く前から出来てきた法人が、今では佐波伊勢崎地区で20を超えている。
地域の農家、農地を守るためということで、個人で難しくなった米麦の生産を集団で行うことにより、生産性をあげ事業として成り立たせていこうというものでもある。ただ、やはり個人の集まりであり、なかなか一つにまとまってという訳にはいかないだろうと思っていた。しかし、最近そうでもない法人もあるようだ。自分たちの体力の変化や構成員の世代交代、共同の機械の購入などにより、意識も少しずつ変わってきているようだ。
目指す形を決め、動き始めている法人もある。
目指すべきものが決まった人たちには、そこへ向かうべき為の協力を、まだ決まっていない人達には、向かうべき方向を決断するための協力をできればと思う。 吉田 典佳