皆さんは普段の生活の中で、いくつのパスワード使っていますか?
スマートフォン、キャッシュカード、SNSなど、今やパスワード無しでは生活できないと言っても過言ではないでしょう。4桁、8桁など桁数によって変え、忘れてしまって新しく考え、セキュリティーを考え定期的な変更が必要。などと言われたら、たまったものではない。面倒でたまらないというのが、正直な気持ちです。
先日読んだ小説は、1人の男性がスマートフォンをなくしてしまったことから始まるものだった。間違って持ってきてしまったスマートフォン。待受画面の男女の画像に興味を持った犯人。そこから様々な事件が発生していくものだった。
コンピュター犯罪に欠かせない「ハッカー」。この小説の中で知ったのだが、本来は、コンピューターやコンピューターネットワークに精通した人。高い技術力や豊富な知識をもち、プログラムを解析して巧妙に改良したり、ネットワークの安全性を検証したりする者を指し、悪意の強い不正行為する者はクラッカーというらしい。(デジタル大辞泉)
そういった人達がプログラムを使えば、パスワードの解析などはあっという間らしい。
あるサイバーセキュリティーの会社の報告によれば、英小文字(26文字種)7桁で2秒、英大小文字+数字(62文字種)7桁で15分で解析できるそうだ。
誰もがそんな解析方法を使えるものではないだろうが、生年月日、名前、電話番号、本人のもの、家族のものと推測していく方法もあるらしい。
大丈夫というものは無いが、考えてパスワードは設定した方が良いと考えなおした小説だった。いや、考えず意味のないパスワードの方が良いのか。でも覚えられるのか・・・・。 吉田 典佳