藤井経営の深澤です。
座右の書「貞観政要」という本を読んでみました。出口治明さんの本です。
その中で「人間は見たいものしか見ない」という言葉が取り上げられていました。普段から馴染みのある言葉ですが、後ろ向きな感じで使われることが多いと思います。
この本の中では違う意味合いで紹介をされていました。「見たくないのを見ないのは、人間に備わった自衛の手段かもしれません。なぜなら見たくないものを見なければ、それはなかったことと同じなので、心の平静を保つことができるからです。」そして「元気に、明るく、楽しく」を強く勧めていました。
決して万人受けをすることではないのでしょうが、私には、スッと入ってきた気がしました。長い人生の中で疲れてしまう事もあると思いますが、ときには「見たくないものは見ない」という後ろ向きに捉えがちな言葉も心のどこかに残しながらやっていくことが「元気に、明るく、楽しく」な会社や家庭を作るコツなんだと思う事にします。