こんにちは。会計の塚越です。
先日広島サミットが開催され、
様々な世界が抱える問題について議論がされていました。
ウクライナ情勢、エネルギー、気候問題など
どの国も直面する部分を共有し、足並みを揃えることが
強調されています。
その中で気になったのは世界経済・金融について。
成果文章の骨子の文を借りると
『世界経済の見通しについて不確実性が高まる中、引き続き警戒し、
マクロ経済政策において機動的かつ柔軟である必要がある。』
という点。
直近の不安点で挙げると米国の債務上限問題でしょうか。
サミット中も米国では議論が進められ、
月末には大統領と下院議長の間で上限の引き上げ合意がなされています。
米国の債権がデフォルトするという最悪の道からは回避されたことになりますが、
上限が撤廃されたわけではなく、今後米国が自国の経済等のためにテコ入れをする際の
支出が抑制されていく懸念は捨てきれません。
まだまだ安心したとは言えない現状が続きそうです。
ところで最近日本の株式市場は賑やかですね。
海外投資家が不安定な市場から安全資産として日本株式に
投資をしているという背景もあるようです。
米国の債務上限問題が一時的に解決されたことで、
また安定した数値に戻っていくという見方もあります。
株価が上がるという一面だけでなく、
その理由等までキャッチしていかなければなりません。
全ての物事にも多角的な視点を育てていきたいですね。