おはようございます。鳥羽です。
各地で桜の花が見頃を迎え、週末の25日・26日には各所で大勢の人が賑わいを見せています。過去3年の花見シーズンは、新型コロナウイルスの感染拡大で自粛要請が出るなどしていましたが、今年は4年ぶりに行動制限がなく、マスクなしで花見を楽しむ場所もあったそうです。
今年は桜の開花が早く、3月なのにとても暖かくて、すでに満開を迎えています。日本気象協会によると、関東・甲信地方の開花予想日は3月15日~20日、満開予想日は3月24日~28日と発表され、前橋市で3月24日・熊谷市で3月26日・宇都宮市で3月28日と予想されています。
かつては「桜=入学式」というイメージがありましたが、年々開花の時期は早まっていて、だんだん卒業式シーズンに満開のピークがずれつつあるようです。一斉に咲き、たった2週間程度で散ってしまう桜は、日本人にとっては馴染み深く重要な春の風物詩と言われています。
お花見の歴史は古く、奈良時代頃からはじまったと言われています。しかし、当時のお花見は、なんと「桜」の花ではなく「梅」の花が一般的だったそうです。今でこそお花見や日本を代表する花イメージは「桜」が不動の位置にありますが、当時は「梅」の方が人気があったそうです。昔から行われている花見は山に咲くヤマザクラを見るのが主流で、後に宮人や貴族の「花の宴」へと移り、8代将軍、徳川吉宗によって現在のお花見の風習が確立したそうです。
季節感を感じる意味でも今週末にもお花見に出かけてみてはいかがでしょうか?