こんにちは、総務の藤井です。
11月3日は「文化の日」
そしてその前月の10月20日は「近代化遺産の日」ということで、10月1日から11月30日の間、全国の近代化遺産が一斉に公開や企画事業を開催しています。
群馬県内でも各地で多くの近代化遺産が公開されていますが、なかでも力を入れているのがお隣の桐生市。
「西の西陣 東の桐生」と並び称され絹織物を中心として昭和初期まで日本の基幹産業として栄えていたこの街には、今でも非常に多くの洋風建築物が残されています。
桐生の洋風建築物は私の大好きなスポットでもありまして、学生時代から桐生明治館や有鄰館(ゆうりんかん)など日常的に公開されているところにはよく出かけていました。
そんな桐生市の近代化遺産の素敵な建造物の数々が、全国一斉公開の一環で11月20日から28日の9日間公開されます。
まだ見学したことのない建造物も多く、桐生市の広報に掲載されたリストを見ているだけでわくわくしてきます。
リストを眺めていると、「ん?ここって桐生?」と首をかしげるような施設がひとつ入っています。
「赤城山頂記念館サントリービア・バーベキューホール(旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅舎及びプラットフォーム)」
その名の通り赤城山の鳥居峠にある廃墟(失礼)のような駅舎で、眼下に関東平野が広がる眺望スポットとしても有名な場所です。
ここは桐生市と前橋市の境界上に位置しており、駅舎が終着駅であった赤城登山鉄道の出発駅が桐生市(旧勢多郡黒保根村)にあったために桐生市のリストに載っているわけです。
この駅舎のある鳥居峠ですが、最近は「雲海が見られる絶景スポット」としても有名です。
昨年はここで撮影された雲海の写真がJRグループの群馬デスティネーションキャンペーンのポスターにもなり、密を避けてちょっとしたドライブに最適な赤城山が話題になり、ポスターのような雲海を一目見たい、写真を撮ってみたいと多くの人が訪れているそうです。
皆さんも気になる近代化遺産があったら是非足を運んでみてはいかがでしょうか。