上毛労務の今泉です。

誰かの助けを受けたときに、「お陰さまで…」という言葉を使います。
「お陰さま」は、感謝を表す日本ならではの表現です。その語源である「御蔭（おかげ）」（神仏の助けや加護を示す言葉）から転じて、人から受けた恩恵や力添えを指すようになりました。
日々を過ごす中で、私たちは多くの人の力を借りて生活しています。例えば、仕事でも良く使うボールペン。この1本をとってみても、部品やインクなどが出来上がる工程では、大勢の人が関わっています。また、その原料は自然からもたらされたものです。
そう考えると、日頃当たり前のように使っている物や食べている物など、様々な存在に活かされていることを、改めて気づき感じることができます。
私自身、仕事や日々の生活をひとりで…となったら、正直できる気がしません。誰かと関わり、助け合いながら過ごせることに、とてもありがたい気持ちです。
普段お世話になっている人には言葉で、生活の中で欠かせない物には心の中で「お陰さまで…」と感謝の思いを発してみませんか？他者や物を尊ぶ心を深めたとき、私たちの働きも誰かの役に立ち、誰かの生きる力につながるかもしれません。