おはようございます。上毛労務の今泉です。
7月も数日が経ち、2020年も下半期に突入しました。東京都ではコロナウイルス感染者が100人を超える日もあり、引き続き注意が必要です。
新しい生活スタイルが話題になっている中、日本の「おじぎ」が注目されています。
6月に行われた国外要人同士の会合冒頭では、握手ではなく小さくおじぎをしていました。これは握手やハグと異なり体を触れずにすみ、相手への敬意を表すことができるためと言われています。
そもそも「おじぎ」の起源は、遠い昔にアジアやアフリカで神仏に対して行うものでした。日本で人々に共有されるようになったのは江戸時代ですが、今のおじぎにつながる形になったのは明治時代。おじぎや朝晩のあいさつなどが作法として学校を通して広まりました。普通のおじぎは上体を30度、会釈は15度に傾けるといったもので、「出身や習慣などお互いの違いを認めた上で、敬意をもち付き合っていくため」に行われました。
今海外では、頭を下げる意味の「bow」ではなく、お互いに敬意を表す「ojigi」として認識され始めています。ビジネスマナーでもあるおじぎ。しかし、適当にしてしまってはそれが相手に伝わり、不快にさせてしまうこともあります。
コロナウイルスの感染により、人とつながりにくい状況が続いているからこそ、あいさつの際にその意味をかみしめながらおじぎをするのもいいのかもしれませんね。