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「伝える」と「伝わる」は似て非なるもの
2020.04.20

おはようございます、海老澤です。
突然ですがとある年の4月。気象協会より「夫婦喧嘩注意報」が発令されたとして、話題になったことがあります。いよいよ少子化対策の一環として、国が夫婦円満の促進に強制介入を始めた模様です。・・・なわけないですね。この時期、短時間に気温が急上昇し、体調不良や気分が落ち着かないなどの「気象病」が起こる可能性があるとして、「車の運転や、夫婦喧嘩に注意を」と呼びかける異例の気象情報を出しました。大概の人は「んっ?夫婦喧嘩!?」と反応してしまうのではないでしょうか?結果として、「急激に気温が変化するらしい」という情報が、普段なら受け流してしまうような視聴者の記憶にも、しっかりと刻まれたのではないかと思います。1つの事実を伝えるにも、用いる「たとえ」の違い1つで随分と伝わり方や印象が異なるということを見事に一瞬で表現した好例と言えそうです。同じことを伝えるにしても、その伝え方がとても上手な人もいれば、そうでない人もいる。あなたの身の回りでも心当たりがあると思います。「自分が伝えたいこと」と「実際に伝わったこと」は思った以上に違う。そんな経験です。

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