上毛労務の薗田です。気になった時事ネタを・・・
先日、上毛新聞の一面に「時間外労働 全国で最長!」という記事が掲載されました。
厚生労働省から発表された賃金構造基本統計調査によると、群馬県男性の残業時間は月20時間で、「全国の都道府県で最も長い」とのことです。ちなみに全国平均の残業時間は16時間となっています。
背景には好景気な自動車産業関連の製造業が県内では多く、残業時間の増加をけん引しているのではないか、という声もあります。
20時間というと、1日1時間の残業でこの数値を上回ってしまいます。日々の業務を通じての感覚は、標準が20時間程度という訳ではなく、ほとんど残業をしていない事業所と、人手不足などにより慢性的に残業をせざるを得ない事業所と二極化の傾向があるように思います。
国が本腰を入れ推進している「働き方改革」、その柱でもある長時間労働の抑制。
そして、労働者の視点も「脱長時間労働」へシフトをしています。
『仕事が終わらない』『人が足らない』ではなく、仕事のあり方、業務の進め方を企業が本気で考えなければならない時代の到来をヒシヒシと感じています。