藤井経営の藤井武です。
先日、ある社長との会話で「自社の株式を功ある社員に分ける」という話をきいた。
とても社員思いで、会社の成果は社長のものではなく社員の働きのおかげだ、と言っていた。
私も「よいお考えですね」、と応じたのだが税務上の処理の煩雑さの話をしたとたん、社長の
顔色がどんどん曇っていった。結論としては、社長のお子様への事業承継など後々のことを考えると、
正直おすすめできない。
H30年税制改正で、新たな事業承継税制が創設された。この制度は、大注目されているが後々への影響を
しっかり踏まえなければならない落とし穴がある。
これから経営者との打ち合わせでは、積極的にお話していこうと思っている。