久しぶりの風邪から復活した労務の岩﨑です。
なんとなくTVをつけていたら流れていた番組での話がよかったのでご紹介します。
それは大阪にある【山田西リトルウルフ】という少年野球のチームを指導している【棚原安子さん82歳】を特集している番組でした。
このチームは野球人口が減少している現在において、部員数が130人を超える日本有数の部員数と知名度を誇るチームなのですが、82歳にして現役でノックを行うなどかなりパワフルな棚原さんの姿と支持される理由に迫る内容でした。
棚原さんのことは子ども達や保護者から【おばちゃん】と呼び慕われる姿とそのおばちゃんがこだわりも持って子ども達に向き合う姿のなかで、私がおもしろいなと思ったことの一つをあげると、リトルの週末の練習予定などはLINEを使って一気に親に流せば楽なのに、こども自身がコーチやおばちゃんに電話で【今週の土日の予定を教えてください。】と確認していることの意味でした。なぜ、便利なLINE等のシステムを使わないのか?と記者に質問されたおばちゃんは、【将来、会社に勤めた時、年上の人に自分から電話したら先に切らないということを教えている。さらに切り方もガチャッと切るようではだめ。小学校低学年のうちから社会に出た時のことを教えているんだ】と笑って答えていました。
おばちゃん曰く、【自分は、子どもたちの今の姿を見ているのではなくこの子ども達の20年後を見ている】と言っていました。おばちゃんがしきりに伝えていたのは【なぜ、このことを自分たちが行うのかの意味をこども達に伝えることが大事】と言っていました。意味を知ることで子ども達も【自主的に動けるようになる!】とのこと。
これは、仕事にも通じるものがあると共感しました。
これからの時代自主的に動けて、先のことを見られるようにならなければ生き残っていけないと思う今日この頃、考えさせられる内容の話でした。