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2018.03.08
カテゴリ : 日々つれづれ

藤井経営の藤井武です。

平昌オリンピックが終了し、明日からはパラリンピックが始まる。過度な期待はせずに、日本選手の活躍を楽しみにしている。
平昌オリンピックで男子フィギュアスケートで66年ぶりに2連覇を達成した羽生結弦選手だが、今月末開催の、こちらも2連覇がかかる世界選手権は、棄権するようだ。ケガをしている右足の復調が悪いとのこと。23歳にして、もはやレジェンドの域に達している選手だけに、大事にしてほしい。
スケートで新種目として初めて開催された「マススタート」だが、高木菜那選手が初代女王に輝いた。その際に話題になったことが、大逃げしたエストニアの選手と、まるで競馬のようなレース展開だった。
ネットでは、「サイレンススズカ」がいるぞ、などと騒がれていたようだが、結果からもそれを言うなら「ツインターボ」だろう、とツッコミを入れた。
スポーツ選手が輝きつづけられる期間は、決して長くない。しかし、その輝きは残した栄光に比例して強さを増す。羽生選手が成し遂げた偉業は、おそらく永遠に語り継がれ、その功績は永久に輝き続けるだろう。
「サイレンススズカ」は歴史的名馬と言われている一方で、レース中の故障で逝った悲劇の名馬でもある。
他を圧倒する力で、永遠に輝き続ける「金メダル」を獲得した両者を重ねて、少し心が感傷的になる。

私たちは企業として、業績を積み重ねていく。何か一つでもよいから、永遠の輝きを放つ「金メダル」を目指したい。そのために、こらからも研鑽を積んでいくが、短期的な成果よりも「GC(ゴーイングコンサーン)」を目指すことは言うまでもない。

2018.03.07
カテゴリ : 日々つれづれ

上毛労務 薗田直子です。

「人間は合理的な動きをする」という考えのもと構築されている経済学。
でも、実際には多くの場面で理に合わない振る舞いをする。なぜって、人間は心を伴った生き物だから。

そんな話をサザエさん的漫画で紹介した行動経済学の書籍『ヘンテコノミクス』

・100人中10人が「まずい!」と答える新商品のお菓子
・100人中90人が「美味しい!」と答えるお菓子
どっちが売れそうなコピー?
同じ調査を示しているのに、言い方の違いで全く印象が変わってくる『フレーミング効果』

リス工場で週給ドングリ70個での求人
・毎日10個ずつドングリ支給  10×7日=70ドングリ
・月曜7ドングリ、火曜8ドングリ、水曜9ドングリ、木曜10ドングリ、金曜11ドングリ、12ドングリ、日曜13ドングリ   7日間で70ドングリ
どっちのほうがモチベーションあがりそう?

最終的には同じ70ドングリなのに、毎日同じ数をもらうより、最初は少なくても徐々に増えていく方が、より明日を楽しみに働くようになる。何故って、私たちの心にはだんだん良くなることを好む『上昇選好』ってものがある。

人間は決して合理的に動くわけではなく、その行動の裏には心の揺れ動きがある。
個人の消費活動だけではなく、人事労務においても同じだと思う。

1時間もあれサクッと読めるお薦め本です。

2018.03.06
カテゴリ : 日々つれづれ

先週末から暖かい春を感じさせる日になった。また寒くはなるようだが、着実に春になっている。花粉症の方にはつらい時期と思うが、少しでも楽に過ごせるよう抗アレルギー剤を上手に使って過ごすことをお勧めします。
先日の休みの久しぶりにゴルフに行った。天気も良く、スコアはいつも通りではあったが、楽しいゴルフだった。メンバーは職場の仲間。デビューの1人を除いて3人は同じレベル、ナイスショットに驚き、ミスショットを笑い、初めての彼にマナーやルールを教えながら、デビュー戦らしい彼の行動に自然に笑顔になるゴルフだった。
昨日、箱根駅伝で有名な青学の原監督が以前、箱根駅伝の関東学生連合という予選落ちした大学から、タイムの良い選手を集めたチームの監督をした時の話を聞いた。そのチームは毎年箱根駅伝では良い結果は出ていない。個々のタイムを単純に比べれば、そんなことはないらしい。試合に向かうモチベーションの低さを、監督は感じたらしい。そこで監督は、何のために走るのか、ハッキリのした目標を選手達に決めさせた。目標3位。結果4位だった。
私たちも、企業として目標に向かっている。皆で同じ目標を目指している。先日の楽しいゴルフも、そんな私たちに必要だろうと私は思う。   吉田 典佳

2018.03.02
カテゴリ : 日々つれづれ


学生の頃から本屋さんに寄るのが習慣で使えるお金のほとんどを本にかけていたと思います。
毎日通う本屋さんは入れ替えた本もすぐ分かりますし、初めての本屋さんは狭いながら偏った品揃えが、とても楽しかった記憶があります。
藤岡の岩波文庫が沢山置いてあった本屋さん、伊勢崎の早川書房が沢山置いてあった本屋さん。大型書店とは違った楽しさがありました。
そんな私ですら、何時からかAmazon、楽天からの購入に・・・
次々無くなる本屋さん。でも平積みの本から今まで知らなかった作者を見つけた時の楽しさや世間の流行りと違う感性にふれる機会も残せていけると良いですよね。
皆さん馴染みの本屋さんはありますか?
深澤

2018.03.01
カテゴリ : 日々つれづれ

藤井経営の藤井武です。

今日は春の嵐。群馬県は昼頃から気温が上昇するとともに、風が強くなるようです。今年の冬は寒かった。いよいよ春を感じられる時期になりそうですね。

一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏のコラムで、アメリカ海兵隊では、「OODAループ」という意思決定プロセスを新兵のブートキャンプで徹底的に教え込むそうだ。OODAループ?初めてきくワードに興味が沸いた。

OODAループとはObservation(観察)、Orientation(情勢判断)、Decision(意思決定)、Action(行動)の頭文字で、暗黙知と形式知を相互交換しながら部分から全体へと統合し、概念化していく(暗黙的知り方、という)こととある。こうした意思決定プロセスを身に付けると、客観的な数値データによるような分析的思考よりも、はるかに俊敏に創造的なアイディアや効果のある“答え”を生み出せるという。
PDCAの意思決定プロセスと対比した時、OODAの優位性は、Plan(計画)の前段階にObservation(観察)とOrientation(情勢判断)があり、計画を生み出すためのプロセス(観察・情勢判断)が入っていることだ。
写真フィルム事業への偏りから事業多角化に成功した富士フィルムホールディングスは、PDCAサイクルを見直し、SeeーThink(観察・判断)-Plan-Doに改良し、意思決定の前に情勢判断プロセスを入れることで大成功を収めたという。

素早く正確な対処が求められる場合、形式的な考え方や物の見方とらわれすぎると、状況に合わせた最適解を見出すことができない。生死をかけた戦場にいきるアメリカ海兵隊員にとっては、ごく自然な必要性に基づき身に付けざるをえない意思決定プロセスなのだろう。
変化の激しいビジネスの世界でも非常に重要な知的機動力を高める技術として、もう少し深く知りたいと思っている。

株式会社藤井経営
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