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空き家問題
2023.10.26
カテゴリ : 日々つれづれ

こんにちは、総務の藤井です。

先週末に町内会の道路清掃があり、清掃後に組長さんのご提案で簡単な情報共有の場が設けられました。
そこで話題に上ったのが空き家問題。
住民の高齢化や子供世帯の別居などの要因で、現在組内に3軒の空き家があるとのこと。
特に1軒の状態が非常に悪く、敷地は雑草で覆われ、電線まで蔓草が伸び、既に廃墟の趣がでてきました。
お隣の方が言うにはネズミ、ゴキブリ、ヤモリがすごく、先日は明らかに皮膚病のタヌキも見かけたそうです。
市役所に駆除の依頼をしたのですが、所有者の許可なく敷地に立ち入ることは出来ないため、通報したお隣の庭に捕獲用の罠を設置したとのことですが、運悪く裏手の家も空き家となっていて、タヌキは悠々とその2軒を行き来して罠には掛からず、まだ駆除されていないそうです。
他市にお住まいの所有者の方も年に数回は家の様子を見に来ているとのことですが、いろんな問題があり手を付けかねているのが現状のようです。

家は人が住んでいないとびっくりするくらいすぐに荒れてきますね。
私の実家もすぐ裏の家が空き家になって10年以上経ちますが、敷地は完全に竹やぶに覆われ、家の中にも竹が生え、見るも無残な状況です。
住人がお元気だったころは広い敷地内には土蔵や畑もあり、庭木も見事で栗の木も何本もあってきちんと管理されていました。
動物好きで狩猟犬をはじめ孔雀なども飼っていて、子どもの頃には栗拾いをさせてもらったり、孔雀が羽を広げた時には「早く見に来な」と呼びに来てくれたりと思い出深い「うしろんち」でした。
それらはすべて竹やぶに覆われ見る影もありません。
我が家も飲み込まれる危険性があったため、自費で境界部分を深く掘り下げ、竹の根の侵入を切断してもらいました。
それでも敷地のギリギリまで竹やぶが迫っていて、風通しなども非常に悪くなりました。

田舎でも街中でも広がる空き家問題。
対策も急がれていますが、再利用のあてがある街中はともかく、田舎はどうにもならないですね。
この先、過疎地ではこういった光景が広がっていくのかと思うと寂しいかぎりです。

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