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2018.06.18
カテゴリ : 医業

おはようございます、藤井経営の齋藤です。

先日、MMPG関信越会誠志会研究発表大会があり、研究発表を行ってきました。
MMPGとは、当社も所属する医療・福祉に特化したコンサルタント・グループであり、誠志会はそのグループに所属する会計事務所等の職員の育成を目的とした会となっています。

 

昨年の4月より、一度も会ったことがない他の会計事務所の職員数名とチームを組み、医療・福祉の経営に関して、「自分たちがサポート出来ることは何か」を月1回程度集まって研究を行い、今回、発表の日を迎えました。
発表の結果は惜しくも2位となり、目標であった9月に行われる全国大会への出場の夢は叶えられませんでした。しかし、チームのメンバーと一緒に研究活動を行ったことは、私にとってとてもいい経験になりました。
「一つの目標に向かって、皆で努力する」このことは、これからの時代、大切なことではないのでしょうか。

2018.02.08
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。

北陸地方を襲っている異常気象で、自動車内に閉じ込められ、大変不自由な状況の方が多くらっしゃるようです。また、今回の災害関連で命を落とす方もいる。心からお見舞い申し上げたいと思います。

さて、診療・介護報酬の同時改定の内容が明らかになった。介護は一足先に先月26日に、診療報酬は2月7日に厚生労働大臣へ答申された。

両改定の内容をみても、キーワードとなるのは「地域包括ケア」。
住み慣れた地域で、家族や顔なじみの先生、介護スタッフに見守られながら一生を終える。こうした形に医療・介護提供体制を整えるための後押しを、報酬改定という経済誘導で行っている。今回は、より色濃い内容である。

在宅医療を行うかかりつけ医の評価、介護施設での看取りの評価などが見直され、より重視された。デイサービスやデイケアなどでは、プロセスよりも結果(アウトカム)がより評価される。

今まで在宅や訪問診療などの必要性を感じているが、通常の外来や入院医療から大きく舵を切る場合、現在のコスト(支出)とのバランスから、なかなか踏み切れない経営者が多かった。かかりつけ医機能、遠隔診療、7:1入院料評価、介護医療院の新設・・・。
この同時改定を機に、潮目が変わるのではないか。

これからの医療機関・介護施設経営は、もっと厳しくなるだろう。
地域における役割に基づく理念(ビジョン)経営の大切さをとても感じる改定内容である。しっかりと改定内容を理解した上で、適切な情報提供に努めたい。

2018.01.11
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。

新年あけましておめでとうございます。平成30年の幕開けです。今年も1年よろしくお願いいたします。

昨年よく聞いたワードで「インスタ映え」がある。ご存知のとおり、昨年の流行語である。
この言葉、というよりも内容について、かなり突っ込んだ批評を展開していたある精神科医のコラムに目が止まった。

先生曰く、今の日本社会は自己愛が膨らんだ「自己愛過剰社会」で「インスタ映え」は「自己愛過剰社会」の象徴である、とのこと。
要するに、簡単に注目を集めることができ、自分が主人公(ヒーロー・ヒロイン)になれるので、承認要求(いいね!)と自己顕示欲を満たせるので、行き過ぎたアピールとなり、自分の事象を厚かましく何でもかんでも他人に押し付ける人が増えている、と自分なりに理解した。
「現在、アメリカではナルシシズムがエピデミックにまでなっている」という指摘もある様で、その典型がトランプ大統領のツイッターでの過激なつぶやきであるという。アメリカの27名の精神科医や心理学者などがトランプ大統領を診断した本の中で「病的な自己愛」を指摘している、とのことだ。
同じ様な状況が、日本でも起こっており大勢のナルシシストが発生しているという。

こうした人の特徴(トランプ予備軍という)は、「発信器」はあるが「受信器」はない、という。これにより、無自覚のまま一方的に発信し続けることになり、まわりの評価を落とす(あきれ返って相手にされない)ことになる。現在だけでなく、こうした人は昔もいたと思うが・・・。

私のことを見て、見て!話をもっと聞いて!という自分だけのテンションが上がっている話題の押し付けが行き過ぎるのは、病気の様だ。
一度冷静になって周りの人の反応を見てみることをお勧めしたい。

今後の人間分析に活かそう。

2017.12.21
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。

人間は脳はのごく1部しか活用できていない、という話はよく聞く。
また、理系と文系という分類でも使っている脳の領域が大分違うようだ。
理系型の人は研究中心で、人とのコミュニケーションをあまりせず、使用している脳領域は右脳に偏りがちになる。しかし、社会に出ることでコミュニケーションをとるようになり、自然と左脳が鍛えられる様である。一方で、文系型の人は
もともと右脳を鍛える機会が少なく、社会人になってからは意識的に理系脳(右脳)を使うようにし、自分が得意とする脳領域以外を働かせる訓練をしたほうがよい、とのことだ。
あるコラムを読んでいて笑ってしまったのだが、「いい奥さん」はだらしない男性を作る、とあった。
そのこころは、身の回りのことをなんでもやってもらえるので、毎日仕事しかせず、脳の一部しか使っていないから、だそうだ。一番危険な状態、とも言われている。料理や掃除をしたり、子供の様子を見たりと脳の使い方が多岐にわたるため、「いい奥さん」は高齢者になっても脳の機能が衰えない人が多い、と文書は続いていた。
だらしない男性、私のことか?確かに、料理や掃除、子供の世話など一切合切を妻に任せきりにしてきた。仕事だけは、頑張ってきたつもりだが・・・。
結果として、だらしない男性になっており、脳機能の低下を招きかねない状態だった。

今後は、妻にはもちらん感謝を忘れずに、自分のことはなるべく自分でやるようにしようと思う。

2017.09.21
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。

先週の米国視察研修より、無事に帰国いたしました。
5泊7日という日程で、毎日視察スケジュールが満載だったことと時差ボケのため、若干疲れが残っているように感じます。
前回は所変わっても変わらないことについて記載しましたが、今回は所違うと変化することについて感じたことを記そうと思います。
まずは、制度。これは国の成り立ちが違うと確実に変わりますね。抜本的な考え方が異なるわけです。
米国の場合、今回は医療制度ですが、日本の国民皆保険制度の様な一律的なものはありません。
メディケア・メディケイドという公的補償を背景にしながら、民間保険による給付が多いため、所得に応じて受けられる医療機関が異なる場合がある。フリーアクセスを大前提にしている日本とは大違いなわけです。
所変わると変わるものがある。(それが普通と思うが)
国という大きな括りではなく会社や個人まで視点を落とすと、多様性のもとにそれぞれの考え方は全く異なってゆく。
そのため、自分と異なるもの(こと)・考え方に適合していく必要が出てきます。
個々人の多様性(スペシャリティ)を全体の中でどのように適合(活かす)させるのか、社会性の高さも求めらることになる。
全体と個が常にせめぎ合う中で最善の答えを出していくには、両者を適合させるための戦略的発想と具体的な戦術がないと、ただ単に流されるだけ、になってしまうのだろうと思います。

強制的に色々なことを考える契機になった米国への視察研修でしたが、実りの多いものにするためにも再度しっかり振り返り、週末にゆっくりと、自分自身のbefor/afterを意識的にまとめてみたいと思っています。

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