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松葉杖生活
2017.10.25
カテゴリ : 日々つれづれ

上毛労務 薗田直子です。

土曜日から松葉杖生活を送っている。
年に一度の社労士会の球技大会、今年は雨天のため屋内でソフトバレーボールだった。1年ぶりの運動らしい運動、数十年ぶりのアタックに身体がついていかなかった。助走をつけて踏み込んだ途端、ふくらはぎをハンマーで叩かれたような激しい痛みが・・・子供の運動会でお父さんが気持ちは前のめりで身体が追い付かず怪我をするアレと一緒だ。

人生初の松葉杖生活で見えてきたこともある。

まずは、五体満足のありがたさ。普段の何気ない動作ひとつ一つに、今は軽い意気込みが必要だ。松葉杖だと両手がふさがるので、モノを持ち運ぶのがなんと大変なことか・・・ちょっとした用で移動するのは面倒なので、一度にまとめて所用を済ませようとアレコレ考えてから立ち上がる。当たり前で、身近すぎて忘れてしまいがちだが、健康で何の支障もなく生活できるのは、何事のベースにもなる大切なことだ。自分の体力や健康を維持すること、自身の身体の状態を過信することなくしっかり認識することを疎かにしてはいけないな、と痛感している。

日常生活での大きな難所は階段だ。バランスがとりづらく変に力が入るせいか、一階分の移動でどっと疲れる。こうなるとエレベーターは偉大な存在だ。車の運転ができないので電車を利用するが、今はネットで各駅でのエレベーターの有無や場所まで調べられるから安心だ。普段よりも下準備が入念になるのも松葉杖生活ならでは。ちなみに弊社はエレベータが設置されているので、ありがたく恩恵にあずかっている。

そして、周りの人の細やかな心遣い。
ドアを開けようとしたとき、ロッカーから荷物を出そうとしたとき、さっと手を差し伸べてくれる人がいる。小さな手助けが本当にありがたい。普段の忙しくせかせかしている状態では、周囲の手助けを軽く受け流していることもあるかもしれない。弱っているときほど優しさが身に染みるというが、普段から周囲の心遣いや優しをを受け留め、感謝できる心のゆとりはもっていないと・・・当たり前のことだけど。
今回は本当に身に染みた。ありがとうございます。

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