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明るい話しを➀
2017.06.30
カテゴリ : 日々つれづれ


藤井経営の深澤です。
先週、とても暗い話しをしたので明るい話しをさせて下さい。人口が加速的に減っていき、これからは世帯数も凄い勢いで減っていくなか不安でいっぱいですが安心な事があります。
「経常収支」「債権国」という単語を見たことがあると思いますが、簡単に言うと「経常収支」は物やサービス、利子等の他国とのお金の収支で「債権国」は他国との貸付、借入の差額がプラスの国の事です。日本は多額の「経常収支」のプラスで批判を長年受けていましたが、その結果が世界第1位の「債権国」という立場です。ドイツや中国も多額の債権額を保有していますが、この債権が獲得する所得収支は日本がダントツです。
労働人口が減っていく中で物の売り買いでの「売り」が確実に減っていき、「限りある資源」が減っていくなかで新たな革新が起こらなければ資源輸入に伴う赤字も増加していきます。
直近でも原発稼働に伴う原油の輸入増加により、経常収支が悪化しました。
でも安心して下さい。
現状の経常収支の中身を確認すると他国からの利子や配当等の投資利益や特許等の収益が大きな比重を占めています。また世界第一債権国の日本が債務国に転落することは日本だけの問題では済まなくなりますが、必要以上の黒字を国内に累積させる必要もないかと思います。黒字や赤字、債権や債務というと自分達個人のことと置き換えてしまい大きい黒字や沢山の債券が良いと思いこんでしまいますが、1億人の個人の中での出来事ではなく、世界各国196か国、先進国に限定すれば30か国の中で日本だけが、大きなプラスを残し莫大な債権を保有していくことは必ずどこかで大きな歪みが出ると思います。
国を人と置き換えれば今の日本は若い時に沢山お金を稼いで年金や配当や利子で、財産を全く取り崩さないで暮らしていける老夫婦みたいなものだと私は思っています。
続きはまた次回に

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