こんにちは　小暮です。

2023年10月に、Googleから新たな「メール送信者のガイドライン」が発表されました。
内容はGoogle社のセキュリティポリシーの変更により2024/2/1よりDMARC未設定の送信者からGmailおよびGoogle Workspaceのメールサービスの利用者にメールが届かなくなる可能性があるということです。詳細を見てみると1日5000通以上送信しないドメインであればSPF・DKIMどちらか一方へ対応すれば良いと書かれています。
SPFについてすでに対応していないドメインからメールについてはGmailで受信出来ていませんので、現在、Gmailに届いていれば問題がなさそうでが・・・。

このDMARC・SPF・DKIMとはなんでしょうか？これは送信ドメインの認証技術です。フィッシング攻撃、なりすましメールなどの攻撃に対して現時点で防御できる強力な認証システムです。一度は経験したことのあるかもしれない届いたメールドレスが知っているアドレスにもかかわらず、本人からのメールではなく、なりすましのメールだったということはないでしょうか？
これを防ぐためにメール送信元のドメインが信頼できるかどうかを判断する技術です。しかしながら、DMARCについては2023年5月にTwoFiveが調査した結果の記事では日経225企業の内140社（62.2%）しか導入していません。

現在でもGmailだと特定のメールが届かないといったことがあると思いますが、それはこのようになりすまし対策がされていないドメインからのメールの可能性が高いためです。来年の2月からはさらに強化されるので今まで届いていたメールアドレスからも届かなくなる可能性があることを知っておいていただけばと思います。