こんにちは、総務の藤井です。
先日、有休休暇を使って母を旅行に連れ出しました。
沼田の実家で暮らす実母は今年87歳。
来年は米寿となるためお祝いに家族旅行でもとの予定もあるのですが、1年フライングで小旅行に誘って北陸に行ってきました。
昨年の誕生日に免許を返納した母ですが、さすがに50年以上日常の足として使っていた車に乗れなくなる生活は、思った以上に不便になったようです。
街に買い物や通院に行くのもデマンドバスや送迎車を申し込まないといけないため、必要最低限のお出かけしかしなくなった母は、この1年で急に思っていた以上に老け込みました。
こんなことではこの先の1年も今と同じ健康状態とは限らないなと心配になってしまい、1年早い米寿祝いの前哨戦と相成りました。
旅行先は北陸。
石川県七尾市の和倉温泉にある「旅行業のプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年間連続「日本一」に選ばれた老舗温泉旅館の「加賀屋」で過ごし、翌日は金沢を、翌々日は富山を観光というやや詰め込み気味なプランでしたが、毎日山道やあぜ道を8000歩以上歩く健脚の母は、エレベーターやエスカレーターなどを利用しつつ、結構な移動距離を難なく走破して楽しんでくれたようでした。
しかしながら、やはり時の流れは誰にも平等に訪れていることを実感しました。
コロナ禍以前にも何度か旅行に連れ出していましたが、その頃とは比較にならないくらい体力も落ちており、気力も続かないのか観光に対する熱意も薄れているのを感じました。
せっかくなのであれもこれも見せたい体験させたいと予定を詰め込んでみましたが、反応を見ながら予定変更を繰り返し、結局片手で数えるくらいのスポットを回って終了した小旅行となりました。
誰を連れていくのか、誰を楽しませるための旅行なのか、そこをきちんと考えてのプランニングが必要ですね。
来年の米寿本番に向けて勉強となった週末でした。