新年あけましておめでとうございます。
上毛労務 薗田直子です。
表題はauの新しいCMで、進学をためらう子役の鬼に親鬼が伝えた言葉。
「いいこと言うな~鬼ちゃん」としみじみ見入ってしまった。
状況は全く違うが、パレスチナの難民が『教育は唯一奪われないもの』と掲げている話を思い出した。家や、土地、目に見える財産すべてを奪われる日々を過ごした彼らが、将来自分たちの国が持てるようになった時、教育を受けた子どもたちが国の基礎や未来を作っていってほしい、教育が自分たちを守る唯一の武器であり最大の財産という思いを抱いている話だ。学びは未来への希望に繋がる。
ここでいう「国」は、今の時代の個人の「人生」ともいえる。
そして、今の時代の「学び」「教育」は知識のインプットだけではない。多種多様な他者と交わり揉まれ、自分だけでは持てない視野や価値観を広げていくこと。今までにない経験を重ね、自答しながら、新たな礎をつくっていくことでもある。それが、変化の激しい時代に自分を活かす武器になり、財産になってくる。
日々の長時間労働はこの先抑制される方向だが、人生100年「長期間」労働の時代が待ち受けている。
短命化する事業、長期化する仕事人生の中、「学びなおす」こと、「学びつづける」ことが益々求められてくる。
学んだことは誰にも奪われない。その「学び」、できたらワクワク楽しくいきたいものだ。