おはようございます。
上毛労務 岩野です。
今年も残すところあと21日となりました。
1年の締めくくりと言えば、大晦日。除夜の鐘の音が聞こえてくるといよいよ
1年が終わるなとしみじみ感じますよね。
毎年大晦日の夜に鳴らすこの除夜の鐘、いったいどんな由来があるのでしょ
うか?
「除夜」とは徐日の夜の意味で、徐日は古い年を除き去り、新年を迎える日
という意味で12月31日の大晦日の夜のことを言います。その除夜につく
鐘から「除夜の鐘」と言うそうです。
鐘をつく回数は108回とされており、人間の煩悩の数が108つあるとされ、
これを祓うという説が一番有名ですね。他にも108の数は1年間を表すという
説もあり、月の数が「12」、二十四節気の数が「24」、七十二候(古代中国で
考案された季節を表す方法)の数「72」を足した数が「108」になる説。
四苦八苦が由来となる、四苦=4×9、八苦=8×9を足して「108」という
説もあるようです。
鐘のつき方やつく時間帯は地方や寺院によって違い、年内に打ち終えるところや、
年内に107回打ち、新年を迎えてから最後の1回を打つところ。大晦日から
新年にかけて年をまたいで108を打つところなど様々。
また、除夜の鐘は、その寺院の僧侶がつくところもあれば、参拝者につかせて
くれるところもあるようです。
除夜の鐘をつき、その音を聞くことによってこの1年に作った罪を懺悔し、
煩悩を除き、清らかな心になって新年を迎えるための行事とのこと。
もし、近くに除夜の鐘をつくことができる場所があれば、今年は自分の手で
鐘をつき、煩悩や穢れを祓って清らかな気持ちで新年を迎えられてはいかかで
しょうか。