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人手不足から考える
2017.10.02
カテゴリ : 人事・労務

若者が減り、どの産業も労働者確保に苦慮している中、この先も人口
減少はさらに進み、人手不足は一層深刻化していくようです。

その人手不足の代名詞としてあげられるのが、運送業。
夜間に長距離を走るバス、トラックの運転手は長時間労働と体力的な面
からも過酷な輸送業業界はその代表例とされています。

その解決策として自動で目的地まで行ける「自動運転車」の開発を群馬大
学で進めている。実現すれば、通勤や旅行が安全で楽になるだけでなく、
運転手らの労働環境改善や、過疎地の公共交通復活、市街地の渋滞解消、
さらには自動運転に関する新サービスの誕生影響は多岐にわたります。

完全な自動運転は、車の形状が運転の最適な形から乗り心地を追求した形に
なり、車内は自宅の居間のような空間になり、同時に電気自動車への移行も
進めば、エンジンに関連する部品も不要になり、産業が一変することとなり
ます。自動運転車は製造業以外にも運輸やサービスなど、あらゆる業界に
大きなインパクトを与え、ビジネスチャンスとなると思われます。
その一方で、部品メーカーや自動車関連製造業は、それら情報を集めて、自社の
進むべき道をしっかり考えなければならないように感じています。

国が進めている「働き方改革」によって、残業時間は減り、働きやすくなる
一方で人手不足や産業構造の変化に対応できるために「労働の質」を高める
努力をしなければ、自分たちの価値を生み出せなくなり、自分の雇用、会社
の存続へと影響があると考えます。

そのためには「世の中がどう変化しようと対応すべき手段をもっておくこと」
時代が大きく変化していく今だからこそ、時代の先を見て、考える必要があるの
ではないでしょうか。

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