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2017.09.27
カテゴリ : 日々つれづれ

上毛労務 薗田直子です。

先日、ある社長との会話で「理念を浸透させるって、具体的にはどんなことなのかな」という話題になった。

例えば『顧客志向のモノづくり』という理念には、どういう意味や思いが込められているのか、そのフレーズだけは理解することは難しい。

経営者や役職者がそのフレーズに込められる意味を咀嚼して話す。「初めて顧客に感謝された話」「結果がでなくて窮地に陥ってから挽回していく話」・・・フレーズでは伝わりにくい思いや価値観をストーリーにして伝えることで理解は深まる。
クレドや経営理念をストーリーとして語る「ストーリーテリング」は、ビジネスの世界でかなり普及している。だが、ストーリーとして語ることで社員は理解はすれども、なかなか行動や意識を変えるところまで至っていない。そんな話もチラホラ。理念が行動まで結びつく間には、いくつかのステップが存在する。

一方、社員が語る「うちの会社は・・・・」は、どんなところから発せられるのだろう。
「すごく自由な雰囲気だけど、組織としてのまとまりがないんだよね」「決められたことはコツコツやるけど、時代の波にはのれないんだよ」・・・それぞれの言葉で語られる「我が社」は、決して一方的な押し付けや命令によってアウトプットされたものではないはずだ。
それぞれが会社生活で日常的に経験し、見聞きしたことが、各自の中で意味づけされ、アウトプットした結果だ。それが社員の感じている組織文化に他ならない。

「文化をともにすることは、共通経験に関する物語を語ることだ」心理学者カール・ワイクの言葉がある。
上からのワンウェイな語りではなく、一人一人が「仕事のありかた」「商品の意味」「顧客へのスタンス」を自分のエピソードに基づいて語り、意味づけけていくことが、「価値観」や「理念」を深めていくことにつながる。考えを深めるステップは他者との語りで生まれてくる。ここで主眼になるのは正解、不正解ではないと思う。
もちろん、ビジネスの場なので「判断」が必要な場面もあるが、「判断」の裏側にどんな意味、背景があるのかを掘り下げて考えることが「価値観」のすり合わせに繋がるのではないか。

多様性が増し、物事に対する考え方の違いも今より当然多く生まれてくるだろう。「何が正しい」ではなく「何故そう考えるのか」を互いに語り、互いを知り、自身の考えを深めていく。
理念を浸透させるヒントになるように思う。

2017.09.25
カテゴリ : 日々つれづれ

おはようございます。
上毛労務 岩野です。

秋晴れのさわやかな季節を迎えましたが
つつがなくお過ごしでしょうか。
朝晩と涼しくなり、日に日に秋らしくなって参りました。

さて、突然ですがみなさんは、先週の間で今の自分のとってのヒントや
チャンスに巡り会いましたか。と聞かれたらどうでしょうか?
おそらくなかったという方が多いのではないでしょうか。
しかし、ヒントやチャンスとは日常の中にあり、それを拾えるかどうかは
自分次第だと思っています。

最近、私はできるだけ「人の集まる場」に参加するようにしています。
同業の人からのお誘いから同級生の集まり、近所の打ち上げまで
よほどの用事がない限り、積極的に参加するようにしています。

その理由は、人から学ぶことは多いと思うからです。
ガリレオ・ガリレイの言葉で「私は何も学びとることがないほど無知な人
に出会ったことはない」という名言を意識するようになってから、
業種、年齢、立場など様々な人達に出会える場は、自分の偏った見方や
捉え方に変化を与え、様々な考え方や意見や感想を直に聴けるいいチャンス
だと思えるようになりました。

もちろん書籍から学べることもたくさんあります。
人から学べることも、また、たくさんあると思います。
大切なのは、今ここにヒントやチャンスが転がっていると意識すること。
「今が過去をつくり、未来を創っていく」そう思うからです。

秋は旅行やスポーツなど様々な行事の催し事が控えていると思います。
そんなことを意識しながら、参加してみてはいかがでしょうか。

2017.09.22
カテゴリ : 日々つれづれ


藤井経営の深澤です。

急に円安になりました。あっという間の対ドルで2円程の下落。
たかだか2円といっても影響は莫大です。例えばトヨタの利益に影響する金額は840億円になります。
規模が大きいということもありますが、国外生産を進めているトヨタでも影響を免れません。話題の任天堂も凄い影響を受けます。
輸入業者の方が関与先に少ない関係もあり、円安が良い事で円高が悪い事のように受けてしまいますが、 資源の無い日本で過度の円安が進むことは決して良い事ばかりではないはずです。
標題の「安全通貨」ですが、日本に住んでいると考えることもないですが、日本円は、「安全通貨」上位に入るようです。デフレで通貨価値が下がらない事や莫大な対外純資産を保有しており緊急時には本国回帰が起こり円高になる事等が理由なようです。

それでも私は日本円以外の資産も分散して保有することが好ましいと思っています。

昨年の決済通貨のシェアは「米ドル:42・09%」「ユーロ:31.30%」「ポンド:7・20%」「円:3.40%」でした。参考に「元:1.68%」のようです。

現状の評価が「安全通貨」としても自分の資産全部(不動産や保険もです)を世界的に3%超しかシェアのないもので保有することが良い事とは自分自身が思えないからです。

皆さんも財産の棚卸しをして頂いて一度ゆっくり考えてみませんか。

 

 

 

2017.09.12
カテゴリ : 日々つれづれ

今年の夏は、本当に夏らしくなかった。そんな夏も終わり、そろそろ秋が感じられる最近だ。

先日、高校2年生の息子が行く、修学旅行の説明会が行われたらしい。その日持ち帰った資料の中に、「お土産宅配便」というパンフレットがあった。お土産を前もって注文し、宅配してもらうサービスだ。珍しいものではないが、暇だったので中をみてみた。別に、これが欲しいという物もなかったし、珍しい物もなかった。そもそも、ネットで買えるだろうと思った。

「お土産」とは、デジタル大辞泉によれば、1番目に「外出先や旅先で求め、家などに持ち帰る品物。」とある。

やはり、本人に相手の顔を思い浮かべながら、現地で選んで欲しい。

ちなみに、中学生の時の就学旅行では、マンガ本を大人買いし読んでいたらしい。    吉田典佳

2017.09.11
カテゴリ : 日々つれづれ

おはようございます。

上毛労務 岩野です。

 

最近、朝晩が涼しくなり、秋の訪れを感じているこの頃。

秋と言えば、子供たちにとっての一大イベントである運動会!

この時期になると、いつも静かな夜の公園は運動着の親子の姿と

「もっと足を上げろ」「腕を振れ」などの声が聴こえてきます。

 

今月は私の息子の小学校も運動会。

昨年まで、徒競走に多少の自信があった息子も

○○君が速くなってきたから・・・と何だか自信がなさそう。

100メートル走の練習のため、公園で走りこみを行った。

 

その公園で偶然にも、彼が練習をしていました。

聞いてみれば、半年以上前からこの公園にきて、走っているという。

その話を聴き、急に足が速くなった訳ではなく、

ちゃんと練習していたから速くなったんだねと息子が言った。

 

かのイチローの名言の中に「努力せず何かできるようになる人のことを

天才というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるよう

になる人のことを天才というのなら、僕はそうだと思う」という言葉がある。

つまり、天才と言われるイチローも人の数倍も努力してきたということ。

 

努力をしなければ、結果はついてこない。

何をするにも努力なくして得るものはないことを、学ぶことができた息子。

結果がでなくても「目の前のことを妥協せず全力で臨んでほしい」ことを

伝えた。

 

そして、今まさに自分自身もこの言葉と向き合い、内省しなければならない。

と、公園内を全力で走りながら、自分に言い聞かせていました。

 

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