こんにちは、藤井経営の川上です。
皆様はGAPってご存知ですか?「世界的アメリカンカジュアルブランドのことで直営店とフランチャイズ店の世界総数が約1700店という有名ブランドでしょ。私も持っているよ。」なんて答えが返ってきそうです。正解なのですが、私が言いたいGAPとはGood Agricultural Practice、農業生産工程管理のことなのです。これは農業生産活動の持続性を確保するため、生産者自らが、農場のリスク評価に基づき、食品安全、環境保全、労働安全に関する法令等を遵守するための点検項目を定め、その実施、記録、点検、評価を繰り返しつつ、生産工程の管理や改善を行う取り組みのことです。農業生産者としては機械化やAI、IoTを利用したスマートアグリの導入など取り組みをしている方が増えてきています。ただ費用の問題やそれだけでは解決できない課題も存在します。作業内容や手順の改善、役割分担などです。これら費用をあまりかけない改善手段としてGAPの導入が進んでいます。このGAPですが、私の関与先の農家さんが認証取得に取り組んでおります。JGAPという比較的取得のしやすいものなのですが、取り組むことで意識改革ができ、今回たとえ取得できなくてもその効果は確実に出ているそうです。ところで認証取得については各都道府県で大きな差が出ています。主要3GAPの認証取得数の6月末現在の状況は静岡県がダントツで400経営体になっており2位鹿児島県の170を大きく引き離しています。我が群馬県は1経営体とまだまだ取り組みが進んでいません。これからもっと認証取得が進むようお手伝いができればと思います。