通信の技術革新

藤井経営の藤井武です。

昨日の暖かな日よりからうって変わり、今日は年末年始の気温。皆様健康管理にお気をつけ下さい。

先日の日経新聞の1面で、総務省は2019年に「5G新規参入促す」という記事があった。
日本の通信料金は他地域と比べて高いので新規参入を促す、という趣旨の内容だったが読み進めると、念頭に置くのは大容量データを瞬時に送信する「5G(第5世代移動通信システム)」時代への対応、というところで止まった。
9月にアメリカを訪問していた際、海外用Wifiを調達したのだが、それは3Gだった。今使用しているのが4Gのiphoneだが、これと比較すると通信速度の遅延を感じた。現在、4Gに遅延感を感じたことはない。
なぜ5Gという技術が必要となるのか、その背景を調べてみると最近話題のIOTなどによる無線通信網に接続する回線数の増加に対応するため、多接続への対応や情報伝達とその制御に必要とされる高いリアルタイム性(低遅延)の実現がもとめられているため、とあった。
先日の吉田のブログにもあったが、たくさんの利便性の高いスマホのアプリの活用など、想像以上に無線通信量が増えており、ソフトバンク社の予測では2010年から10年後の東京オリンピック開催年の2020年を比較すると230倍になるようだ。こうした通信環境の変化への対応が求めれれている。
5Gへの技術革新が達成されると、前述の低遅延は現在の1/10に、多接続は100倍になると言われている。
現在の4Gが2015年にスタートしたのだが、たった5年で飛躍的な技術革新が起ころうとしていることに大きな衝撃を受けた。
今まで提供されるものが当たり前と感じていたが、通信業界の技術革新のスピードは多業種に類をみない凄まじさであるとともに、生活環境の利便性はどれだけ向上するのか計り知れない。
今あることがいつまでも変わらない、と考えていることの非効率を実感するとともに、来るべきIOT社会がどのようなものになるのか、興味をもって見つめていきたい。